- 2014年12月6日
米倉涼子さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第5シリーズ)』に大門未知子 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子さん)は旅先でロッククライミング、温泉を楽しむ。それから路線バスに乗車して峠道を通っていたが、バスの運転手が意識を失うというトラブルに見舞われる。それに気付いた未知子がハンドルを操作して停車させ、運転手の心肺停止を確認する。蘇生させようとするが反応は無く、偶然車で通りかかった女性(大地真央さん)の助けを借りて近くの病院へと運び込む。その病院を一人で切り盛りしていたのは、かつて未知子に憧れて医局を飛び出した外科医・森本光(田中圭さん)だった。オペをすると言う未知子に対し、森本は「対応できる機器も手術室もない」として反対。しかし未知子は「今やらないと死ぬ」として強行し、森本を助手にしてスピーディーかつ正確な救命処置を行い、運転手は一命を取り留めた。未知子は「ここじゃ救命処置をするのが精いっぱい。もう1回オペしないと根治できない」として近いうち再度オペをすると言い残して病院を後にした。
一方、東帝大学病院の知床分院に左遷された蛭間重勝(西田敏行さん)のもとに東帝大学病院の外科副部長・海老名敬(遠藤憲一さん)がやって来る。「東帝大学病院の本院が蛭間重勝を必要としているから迎えに来た」と海老名は言っていたが、蛭間を待ち受けていたのは、“東帝大学病院・査問委員会”だった。病院長在任中に業者から多額の賄賂を受け取って私腹を肥やしたのではないかと東帝大学病院外科副部長・猪又孝(陣内孝則さん)たちから詰め寄られる蛭間。東帝大学病院の院長・志村まどか(大地真央さん)は、「東帝大の高い清廉性を取り戻すためにも、責任は果たしてもらいます」と蛭間に主張するのだった…。
その完璧な清廉性ゆえに周囲からは“マダム・クリーン”と呼ばれ、“患者ファースト”を第一に掲げて医療改革を推し進め、医局ファーストの悪しき権力態勢一掃を目指していた志村まどか。皮肉にも自身の清廉性の欠如、いわゆる“ゲス不倫”をやらかして失脚しました。
そして蛭間重勝が東帝大学病院の院長に返り咲きました。蛭間のバックには「日本医師倶楽部」会長・内神田景信(草刈正雄さん)がついていて、内神田の指示で未知子の雇用も決めました。かと言って内神田は未知子を支持しているわけではなく、処分(=潰すこと)を目論んでいるようです。内神田は、成功率や生存率が低く術式が確立されていない危険なオペでも高額な報酬と引き換えに挑戦するいわゆる“ドクターX”を医療界の癌とみなしていて、日本医師倶楽部にとって邪魔な存在であると認識しています。未知子の所属する「神原名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳さん)と内神田はどうやら顔見知りのようで、過去に何かあったのかもしれません。
おなじみの面々のお約束通りの掛け合いも面白いですし、新しく院長の太鼓持ち(?)メンバーに加わった猪又孝と未知子との絡み、西山直之(永山絢斗さん)や伊東亮治(野村周平さん)たち若手医師がどう関わっていくのか、不気味な存在感を漂わせている内神田の動向なども楽しみです。