35歳の高校生 (米倉涼子さん)

yonekuraryoko08

米倉涼子さんは、日本テレビ系列にて毎週土曜夜9時から放送されている連続ドラマ『35歳の高校生』に馬場亜矢子 役で出演しています。
先日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
国木田高校の始業式。新任教師・小泉純一(溝端淳平さん)の紹介がなされようとしていたその時に、派手な身なりの女性がやってきた。彼女の名前は馬場亜矢子(米倉涼子さん)で、教師でも保護者でもなく35歳の編入生だった。高校を中退しているため35歳でやり直したいという彼女を、教育委員会からの申し出により国木田高校で受け入れることになったのだ。
亜矢子は小泉が受け持つ3年A組に編入する。3年A組の同級生たちは、亜矢子を名前に絡めて「ババア」と呼んでからかう。小泉から抱負を言うよう促された亜矢子は「友達、100人作りたいと思ってるんで、よろしくお願いします」と宣言するが、同級生たちの反応は冷ややかなものだった。
そんな中、無能な校長の首をばっさばっさと切ることから“カイザー”と呼ばれて恐れられている教育長・阿佐田幸信(渡哲也さん)が国木田高校に視察にやってくる。亜矢子は偽物の握手券を無理やり購入させようとする生徒たちを見つけ、詐欺として警察に通報。高校にパトカーがやってきて、校内は大騒ぎになるのだった…。
犯罪があったから警察に通報したのに、とがめられて納得いかない亜矢子。それに対し、生活指導担当の蜷川真樹夫(升毅さん)が言った「学校内は聖域だからよ。一般社会とは違うルールで成り立ってるの!!」というセリフが印象的でした。
第1話は、フタを開ければ、両親の不仲も何もかも自分のせいだと思い込んでいた生徒と、娘のリストカットは喧嘩ばかりする自分たちのせいだと思い込んでいた両親の、双方の単純な誤解が問題の根源でした。亜矢子は、娘のリストカットを両親に見せつけるという非常識極まりないやり方で誤解という壁を吹き飛ばしました。亜矢子は、現代の高校生たちが抱える“闇”を「意味不明!」と一蹴し、滅茶苦茶なやり方で真っ向からぶつかっていくようです。それに対し、事なかれ主義で自分の評価が落ちることに敏感な校長・野田芳男(榎木孝明さん)、利己主義でヒステリックになりやすい蜷川、自分より年上の亜矢子をどう扱っていいか分からずに振り回されてしまう担任・小泉、亜矢子の存在を面白がるスクールカウンセラー・長峰あかり(片瀬那奈さん)などの教職員たちがどのような反応をみせるのか、そして、3年A組の生徒たちがどのように変わっていくのか楽しみです。また、亜矢子はなぜこの年で高校をやり直すことにしたのか、亜矢子と教育長・阿佐田はどのような関係があるのかも気になるところです。