ドクターX3 (勝村政信さん)

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勝村政信さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第3シリーズ)』に加地秀樹 役で出演しています。
一昨日は第9話が放送されました。
●あらすじと感想
大門未知子(米倉涼子さん)は、街中でファッション誌の撮影をしているモデル・九重真耶(菜々緒さん)と遭遇する。未知子がたまたま真耶と同じ服を着ていたため、真耶は未知子に敵意をむき出しにする。そんなことは意に介さない未知子だが、真耶が一瞬浮かべた苦痛の表情に気づき何かを感じ取る。
数日後、その真耶が国立高度医療センターにやって来た。真耶とばったり会った未知子が、「私が診てやろうか」と言って腰椎に疾患を抱えていることを指摘するが、真耶はどういうわけか外科副部長・加地秀樹(勝村政信さん)を執刀医に指名。加地が脊椎は専門外であることを説明するが、真耶は「運命」だと告げて諦めようとしない。その後、病院外で真耶と密会した加地は、指名の本当の理由を知らされる。
後日、術前カンファレンスがおこなわれ、真耶の診断は脊椎腫瘍で、3年前に腎臓がんで左腎摘出を行っており、その時のがんの骨転移によるものだと発表される。執刀医になることに難色を示していた加地はすでに引き受けていて、しかもこともあろうに対立する「西京大」派閥に属する富士川清志郎(古田新太さん)の論文を参考にして部分切除オペを実施すると言う。そんな中、未知子は部分切除より全摘の方がいいと主張。脊椎腫瘍の根治と全身のがん免疫療法を両立させるために、次世代腫瘍脊椎骨全摘術を提案する。「東帝大」派閥の外科部長・海老名敬(遠藤憲一さん)も未知子の術式を強く勧める。しかし加地は、患者が2週間の早期退院を希望していることを理由に「いたしません」と主張し、未知子の術式では退院まで早くて1カ月かかることを指摘。まるで富士川の「西京大」派閥に寝返ったかのような態度を取る。所用で欠席した総長・天堂義人(北大路欣也さん)から一任されている富士川は、未知子を助手に指名するのだった…。
真耶の3年前の腎臓がんの手術は、「腹腔鏡の魔術師」の異名を取る加地によるものでした。今回の転移はがんの取り残しのせいではないかと真耶から脅された加地は、自分に非は無いとしながらも、訴訟にも繋がりかねない脅しの火種を消すために執刀医を引き受けたようです。しかも、富士川の論文を参考に世界初症例となる部分切除オペをすることで、金が渦巻く縦社会をうまく立ち回ろうという魂胆のようです。
ところが実際オペを開始したところ、真耶のがんは想定以上に進行していて、部分切除だと腫瘍は全部取りきれず、凍結自家がん移植しても根治は難しいことが判明しました。助手の未知子は全摘を勧めますが、オペを見学していた富士川は予定通り自分の論文に沿った手術を続けるよう指示します。悩む加地に対して、未知子は「誰のためのオペなんだよ、ボケ!」と一喝しました。そこで加地が下した決断は、未知子が提案した術式に変更することでした。加地が執刀医を未知子に任せようとしますが、未知子は「患者にとって医者はあんた一人!あんたもプロでしょ!」と言って、最後まで責任もってやるよう指示。それを受けて加地は毅然とした態度で手術を続けて成功させました。
世界初症例の計画を台無しにした責任を取って加地は辞表を提出します。しかし、天堂総長は「あなたが提出するのは辞表ではなく、症例報告ではありませんか?」と言って辞表を破りました。加地はクビを免れたのです。
2週間の完治が実現ならず、パリコレに出れなくなった真耶は加地を責めます。それに対して未知子は、来年も再来年も生きていられることを強調し、パリコレなんてただ歩くだけなんだからいつでもいいのではないかと言って立ち去りました。真耶は「あの女、ほんとムカつく」と言い、加地も同調します。そんな加地に真耶は感謝の言葉を述べて「次のパリコレには招待する」と言いました。加地は「ぜひ」と答えて嬉しそうな表情を浮かべました。
一方、国家レベルの新組織「日本医療産業機構」の創立を実現させるために各省庁に根回しをする天堂総長は、厚労省の次期大臣になると噂されている国会議員・十勝喜子(ジュディ・オング)に接触しました。今回の件で逆に追い込まれた格好となった富士川は、天堂総長に呼び出されて最後のチャンスをもらいます。それは、次の患者とされる十勝喜子を論文に沿ったオペで救って世界初症例を出すことのようです。しかも「大門未知子を使って」という条件付きです。今後の展開も楽しみです。

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