ドクターX4 最終回 (滝藤賢一さん)

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滝藤賢一さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されていた連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第4シリーズ)』に北野亨 役で出演しました。
先日は最終回(第11話)が放送されました。
●あらすじと感想
フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀さん)が倒れた。原因は局所進行膵癌で本人も知っていた。大門未知子(米倉涼子さん)が執刀医になることを申し出るものの、未知子の腕をもってしても完全切除が不可能な状態であると自覚している博美は、未知子の申し出を断る。残された時間をフルに使って、愛する娘・舞(藤井杏奈さん)にお金を残したいと話し、病気がバレないよう協力してほしいと未知子に頼む。
一方、中国の財閥王・王超(矢野浩二さん)は、上海に新病院を設立する計画を進めていた。博美やスーパードクターの北野亨(滝藤賢一さん)をはじめ、東帝大学病院から優秀な医師を引き抜こうと画策。そんな王超の紹介で、局所進行膵癌を患った次期大統領候補でホテル王のレオナルド・スコップ(チャールズ・グラバー)と、妊娠中の妻ダイアナ(ジェニー・スキッドモア)が東帝大に極秘入院する。レオナルドは執刀医として北野を指名。ダイアナは産婦人科で最先端の麻酔による完全無痛分娩を希望している。
術前カンファレンスにて、北野は自身が担当するレオナルドの手術に、助手として未知子を指名する。気が乗らないと言って最初は断る未知子だったが、術式を聞いた途端に興味を示す。それは日本にまだ数台しかないというIREナイフを使って、高圧電流で癌細胞を死滅させる治療法だ。第3助手であるにもかかわらず、あのプライドの高い未知子が喜んで引き受けるのだった…。
未知子が第3助手を買って出たのは、IREナイフをこっそり拝借するためでした。博美のオペにうってつけだと考えたのです。未知子は博美の了承を得て、午前3時にオペを強行。オペ室を無断で開けて、加地秀樹(勝村政信さん)と原守(鈴木浩介さん)に助手をしてもらい、拝借したIREナイフを使ってのオペです。しかし、全部を取り除く前に心室期外収縮(PVC)が連発してしまって、心臓への負担を考えてオペを中断せざるを得ませんでした。
でもこれで諦める未知子ではありません。後日、博美を再検査したところ、ダウンステージが認められました。IREナイフで可能な限り癌細胞を死滅させたことにより、ステージを下げることができたのです。しかも腫瘍は縮小し、血管への浸潤も認められないことから、すぐにオペすれば根治できる可能性が出てきました。
ダイアナの陣痛が始まってオペ室が使えなくなるところでしたが、助産師の資格を持っている副院長の久保東子(泉ピン子さん)が事情を察して分娩室による普通の出産を強行。おかげで未知子は博美のオペを開始します。再び助手として加地と原も駆けつけます。どうやら加地は王超との数千万の契約をすっぽかしてまで来てくれたようです。博美のダウンステージ後膵頭十二指腸切除のオペは、門脈損傷による出血で困難を極めましたが、途中、北野が助太刀に入ってくれたおかげもあって事なきを得ました。未知子はオペを成功させたのです。
王超の上海の新病院・王超国際クリニック設立が実現し、北野が代表として挨拶をする中、衝撃的な事実が発覚します。なんと東帝大を辞めた東子が王超国際クリニックの初代病院長を務めることになったのです。それは、実は王超と裏で繋がっていた広報部長・南幾子(草刈民代さん)と手を組んだからでしょう。東帝大の病院長・蛭間重勝(西田敏行さん)は、王超国際クリニックに医局員を大量に引き抜かれた責任を取らされて、第十六分院(知床病院)に異動を命ぜられました。
未知子の姿が見えず、かつて宇宙やニューヨークに行ってしまったことのある未知子のことだから、次は無人島にでも行ってしまったのかと所長・神原晶(岸部一徳さん)が心配していたところ、2階からひょっこり姿を現しました。単に何十時間も寝ていただけだったのです。そんな中、上海の東子から冷凍餃子の届け物があって、未知子と神原は大喜び。その矢先、その配達員が突然倒れてしまいました。心筋梗塞の疑いがあり、神原に救急車を呼んでもらい、未知子が「私、失敗しないので」と言って応急処置をするところで物語は幕を閉じました。ちなみに配達員を演じたのは、「PPAP」で2016年下半期に話題をさらったピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王でした。
また続編があることを期待します。