ドクターX5 (内田有紀さん)

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内田有紀さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第5シリーズ)』に城之内博美 役で出演しています。
一昨日は第6話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
「東帝大学病院」の外科副部長・猪又孝(陣内孝則さん)によるオペを受けたVIP患者が、術後の回復が遅いと文句を言ってきた。猪又は、フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀さん)の不手際で影響が出てしまったのだと嘘をついて責任逃れをする。そのせいで博美は何の非もないのに東帝大への出入りを禁止されてしまう。
そこで博美は「名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳さん)に歩合のマージンを減らす相談をもちかける。そばにいてその会話を耳にした大門未知子(米倉涼子さん)は驚く。なぜなら未知子はいくらオペしても同じ金額の給料制だったからだ。神原に不平不満を言う未知子に対し、博美は「交渉もしない大門さんが抜けてるのよ。だいたい自分勝手なオペばっかりやってるんだから、報酬が少なくて当然だと思うけど」と言い放つ。それが火種となり2人は口喧嘩してしまう。
未知子と博美がよく通っている中華料理店の店主・六浦良夫(平泉成さん)の妻・敦子(松金よね子さん)の腎がん手術は、未知子と博美が担当する予定だったが、博美は出入り禁止のため担当できなくなってしまった。そんな中、見舞いに来ていた良夫自身も膵臓に複数の腫瘍があることが判明するのだった…。
未知子は良夫の命を救うために膵臓の全摘を主張し続けますが、良夫が高い生活の質を維持できる術式を希望したことから、安全策を重視する猪又の担当となってしまいました。全摘は術後の生活も含め、極めてリスクの高いオペとなるからです。
ここでも未知子と博美の意見は対立することとなります。それは、患者になったことがない未知子と、第4シリーズで病に倒れたことがある博美の感じ方の違いが浮き彫りになった格好でした。経験のある博美は、店の経営や妻にかかる負担を心配する良夫の気持ちが痛いほどわかったのです。
でもそこはやはり大門未知子。患者のオーダーに応えて命を救う他の方法を見つけ出しました。病院のため、患者のため、何より自分のために他の医師の力を引き出して力になる(?)海老名敬(遠藤憲一さん)のおかげで、博美は出入り禁止を解かれてオペに参加。未知子と博美の見事なコンビネーションで良夫の不可能と思われた症例を奇跡的に成功させ命を救いました。
博美が神原に言っていた「わかってるの。大門さんの自分勝手は、いつも患者の命を救うためだって。失敗しないって気持ちは、あの人の専売特許だから」という言葉も印象的でした。なんだかんだ言っても、2人はしっかり同志の絆で結ばれているということが感じられてよかったです。
敦子のオペは、未知子の指示で新米医師・西山直之(永山絢斗さん)が担当しました。未知子に「完璧なオペじゃん」と言わしめた西山の今後の動向も気になるところです。