薔薇のない花屋 (松田翔太さん)

matsudashota02

松田翔太さんは、フジテレビ系列の毎週月曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『薔薇のない花屋』に工藤直哉 役で出演しています。
一昨日は第9話が放送されました。
●あらすじと感想
海外で外科医をしていた神山舜(玉山鉄二さん)が日本に来た理由は、白戸美桜(竹内結子さん)の父・平川辰巳(尾藤イサオさん)の難しいオペをするために安西輝夫院長(三浦友和さん)に呼ばれたからだということを汐見英治(香取慎吾さん)も知ることとなる。
四条健吾(寺島進さん)は、小野優貴先生(釈由美子さん)の心配をよそに、闇金業者からあさっりと工藤直哉(松田翔太さん)の借金を取り戻す。英治は知っていることだが、実は四条は暴力団担当の元刑事だったのだ。そんな四条は、菱田桂子(池内淳子さん)から、雫(八木優希さん)の本当の父親が英治ではないことを知らされ驚く。
直哉は、安西に英治に関する真実を知らされて、報酬なんかいらないと勢い込んで、雫の本当の父親探しに着手。安西から受け取った学生名簿から、雫の母親(本仮屋ユイカさん)が学部が違えど小野先生と同じ大学出身だったことを知り、そのことを小野先生に伝えて探すのを手伝ってもらう。
舜は、“彼女”=瑠璃(本仮屋ユイカさん)が安西院長の娘で、しかも死んだことを英治から知らされ驚き憤慨する。当時留学を控える医学生だった舜は、瑠璃の妊娠した子をおろさせて別れるつもりだったのだ。瑠璃がショックを受けないようにと英治が舜の代わりにうまく話をつけると言ったので任せていたにもかかわらず、英治は舜からの別れ話を瑠璃に伝えられず、挙句の果てに瑠璃は出産に耐え切れず死んでしまった。しかし、安西が瑠璃の恋人を自分ではなく英治だと思って憎んでいるということを知った途端に“同志”という言葉を口にして態度が一変して優しくなる。その会話を偶然聞いてしまった美桜が現れると、舜は美桜の父の執刀を自分がするためにも、今の話は安西院長には秘密にするようにと美桜に告げる。
一方、直哉と小野先生は、瑠璃の友達だった女性に会って、当時、瑠璃と付き合っていた男性の名前を聞き出す。安西は直哉の電話報告でその名前を繰り返し言わせる。その名前は「神山舜」
英治は、四条から取り戻してもらった金を受け取る。それから自分は言葉足らずですかねと聞き、四条から背中を押されるようなアドバイスをもらう。
そんな英治が向った先は美桜のアパートだ。ちょうど美桜がアパートを出てきたところに出くわす英治だが、美桜に別れ話を切り出されてしまう。英治は立ち去る美桜の後ろ姿を辛そうな表情で見送る。
それから英治は車のそばでうずくまり、バスの中で美桜は英治にもらったお守り代わりの福引の玉を手にして涙を流す。
英治が車のトランクを開けると、真っ赤な薔薇の花束が落ちる。英治はそれを大事そうに抱きかかえる。辺りは雪が降り出し、英治は悲しく微笑むのだった…。
舜の口から「俺たちがトゲの生えた薔薇だから、自分を売り物にはしない」という言葉が出てきました。これは2人の過去のことを指しているのでしょうか。“名もなき戦士”だった2人の子ども時代のこともそのうち明かされることでしょう。
そして、時には身を切るように自分を差し出して決めないといけないのかもしれないと四条にアドバイスをもらった英治は、真っ赤な薔薇の花束を用意しました。舜の言葉通りと受け取るならば、トゲの生えた薔薇を自分に見立てて、それを美桜に差し出して告白をするつもりだったのでしょう。しかしそれを果たす前に美桜に別れを告げられてしまいました。言葉足らずな英治は最後も何も言えずに終わってしまったのです。全ての“事実”は明かされたような感じですが、美桜の言うように、救いのある“真実”がまだ残されているのでしょうか?
そういえば、舜はまだ雫の存在を知らないはずなので、それを知った後、彼がどのような行動をとるのかも気になります。