- 2012年10月22日
SMAPの香取慎吾さんは、フジテレビ系列の毎週月曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『薔薇のない花屋』に汐見英治 役で出演しています。
一昨日は第5話が放送されました。
●あらすじと感想
安西輝夫(三浦友和さん)の汐見英治(香取慎吾さん)への復讐計画・第2幕は、英治に“衝撃”を与えることだった。
白戸美桜(竹内結子さん)の目は手術をすれば見えるようになるのだが、金の問題で出来ないとし、英治に金を出させ、そこまで肩入れした美桜が、実は初めから金目的で近づいて芝居をしていたんだと知った時の英治の衝撃、哀れな姿を見るのが安西の計画なのだ。
安西のもくろみ通り、英治は美桜に金を出すと言い、しかも回りくどいながらも愛の告白をする。
美桜はますます英治に嘘をついているのが苦しくなる。美桜は、父親の平川辰巳(尾藤イサオさん)を他の病院に移し、安西の病院の看護師も辞めて、英治に本当のことを話す決心をする。しかしそんな矢先、平川の病状が悪化して突如倒れる。事態は深刻で、安西ほどの名医でなければ治すことが出来ないらしい。美桜は泣きながら安西を頼り、結局安西の計画に加担するしかなくなってしまった。
一方、英治は、雫(八木優希さん)の快い理解と勧めもあり、貯金はもとより店の権利も含めて全てを吐き出して、美桜の手術費用を用意した。英治は「あなたは花が咲くように笑う。俺はその顔が好きなんです。その笑顔を今まで通り見せてください」と今度はストレートな告白をし、美桜に現金の入った紙袋と通帳、雫にもらったブタの貯金箱を渡す。すると美桜は泣きながら「こう?」と言って無理に笑顔を作るのだった。それから2人は美桜の希望でプリクラを撮った。
その後、安西の前に現れた美桜はとても寂しそうな顔をしていた。美桜の任務は完了したのだ。そんな美桜に安西は、これから先も任務を続けてあの男(英治)に会いたいならば、網膜の手術を受けなさいと言う。
そんなことを知るはずもない英治は、美桜にもらったチョコレートを食べながら、プリクラ写真を見て微笑む。写真には美桜と英治がキスを交わす姿があった…。
工藤直哉(松田翔太さん)がガラの悪い男たちに殴られているところを小野優貴先生(釈由美子さん)が目撃し、直哉が病院に行くのを拒んだため、自分のマンションに連れて帰って介抱しました。ガラの悪い男たちの正体は、会話の内容から察するに借金取りでしょう。そのせいで優貴先生とデートの約束をしていた四条健吾(寺島進さん)は、ドタキャンされてしまいました。待ち合わせの店に雫がいたのは、そのことが予想済みだったからでしょうか? おめかしをして四条にチョコレートを渡す雫が可愛らしかったです。
安西は、英治の哀れな姿を見た後で英治から騙し取った金を返すと言っていましたが、借金を抱えた直哉はその金をかすめ取るつもりなのではないでしょうか。
菱田桂子(池内淳子さん)は、一度は直哉のごまかしで阻止されましたが、ついに美桜が看護師であることを、病院に入院している桂子の友人の情報により知ってしまいました。もう英治にそのことが伝わるのも時間の問題でしょう。
雫の母親(本仮屋ユイカさん)のビデオレター、人と人との関係を鏡に例えるところが良かったです。
でもそのセリフの最後のところ「一生懸命好きになると、一生懸命好きになってもらえたらいいよね。鏡の照り返しのように…。同じ気持ちになれるといいな」は、安西が言っていた通り彼女が片思いだったことを示唆しているようでせつなかったです。