- 2016年12月25日
米倉涼子さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第3シリーズ)』に大門未知子 役で出演しています。
一昨日は第10話が放送されました。
●あらすじと感想
今回の患者は国会議員・十勝喜子(ジュディ・オング)で、重度の心筋梗塞と肝細胞がんを患っており、恐ろしく難易度が高い手術です。センター総長・天堂義人(北大路欣也さん)は、世界初症例となる術式でオペをするために、富士川清志郎(古田新太さん)をリーダーとする特別治療プロジェクトチームを結成。富士川の第一助手として大門未知子(米倉涼子さん)もチームの一員に組み入れ、肝臓のオペを担当させようとします。ところが未知子は、気が乗らないとして「いたしません」と断固拒否。
どうしても未知子の腕が必要な富士川は、「名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳さん)に説得してもらうようお願いします。しかも富士川は、事前に裏で神原に多額の手付け金を払っていて、さらに説得のために追加の前金を渡しました。一方、天堂も未知子に対し、金で雇われた一介の外科医に過ぎないことを念押しし、これまで途方もなく高い手術代を払っていることや自らの権威を盾に圧力をかけてきます。未知子は神原が病院側に請求してきた高額な手術代については全く知りませんでした。さらにすでに今回のオペの前金も支払い済みだと聞かされて、驚くとともに神原に対して疑念を抱きます。
未知子が神原に自分の手術代をネコババしているのではないかという疑問をぶつけたところ、神原は壮大な計画のために貯金していると答えます。その計画とは、未知子が思う存分手術出来るように、最新の医療設備を揃えた最高の外科病院を作るというものでした。何で黙っていたのかという未知子の質問には、「本当にいい外科医は、金勘定なんか考えないで目の前の患者さんを救う事だけに全身全霊をかけてほしいの」と答えました。しかし未知子は神原のことを信じきれず、口げんかして出ていきました。
そして迎えた十勝議員のオペ。結局、未知子は雑な富士川には任せられないとして第一助手として参加します。富士川は難しいところは未知子にやらせ、難関を切り抜けたらしゃしゃり出て、未知子を追い出しました。手術は無事終了したかに見えましたが、その後しばらくして、十勝議員の容態が急変しました。富士川が太い糸で雑な縫い方をしたせいです。自分が糸の指示を間違えたのに、看護師長・白木淳子(高畑淳子さん)が糸を渡し間違えたことにして失敗の責任を押し付ける富士川。淳子は病院と天堂総長の名誉を守るために辞表を出しましたが、天堂総長は再手術をすることが先決として受け取りませんでした。
富士川は再手術に着手しようとしますが、神原から手術の失敗を知らされて駆けつけた未知子が富士川を押しのけて手術を始めます。それは富士川が思いつかなかった、自己骨髄細胞を用いた肝臓再生療法で、これもまた世界初でしかも大症例のオペです。未知子は手術を無事成功させ、十勝議員の命を救いました。
これまでの最高額の手術代をゲットして浮かれる神原ですが、その帰りに病院で人知れず倒れました。どうやら何かの病気を患っているようです。未知子にとって師匠であると同時に心許せる父親のような唯一無二の存在である神原晶の一大事。今後の展開も気になります。