ドクターX 最終回 (伊東四朗さん & 岸部一徳さん)

itoshiro
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テレビ朝日系列の木曜夜9時枠にて放送されていた連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』は昨日、最終回(第8話)を迎えました。
伊東四朗さんは毒島隆之介 役で、岸部一徳さんは神原晶 役で出演しました。
●導入部のあらすじと感想
加地秀樹(勝村政信さん)たちが鳥井高(段田安則さん)の自筆の手術同意書を探し出してくれたおかげで、大門未知子(米倉涼子さん)は、土方幾也(山本耕史さん)を押しのけて無事手術を執刀することになった。
一方、大勢のプレスが集まる見学室で怒りに震える毒島隆之介院長(伊東四朗さん)の前に、本院の勅使河原主任教授(小林稔侍さん)が姿を現す。勅使河原は、土方ではなく、フリーランスの未知子が執刀していることに苦言を呈する。
そんな中、鳥井の患部から想定外の多量出血が起きる。たまりかねた毒島は手術室にやって来るが、未知子は毒島には目もくれず、タイムリミットわずか1分半という心臓を止める術式を強行。仕方なく毒島も未知子と共に処置を開始する。
未知子の驚異的なスピードの処置のおかげで手術は無事成功するが、手術は土方が行ったと発表される。ところが、手術の内幕と未知子を“黒い女医”と断じる暴露記事が週刊誌に掲載されて、帝都大学附属第三病院は信用ゼロの病院の烙印を押されてしまう。記事の影響で転院や手術のキャンセルを申し出る患者が続出し、院内は大混乱し、未知子は自宅謹慎を命じられる。
しかも本院の教授会で第二外科の解体が決定し、加地は高松の分院へ、原守(鈴木浩介さん)は旭川の関連病院へ、森本光(田中圭さん)は千葉の研究施設への異動が命じられるのだった…。
未知子の「手術場には、馴れ合いも、助け合いも、御意もいらない。助けなきゃいけない病人がいるだけ」というセリフが印象的でした。未知子は自身も被害を受けたにもかかわらず、お金を貰えればどんなことでも書くブラックジャーナリスト・八木了(津田寛治さん)の命も手術で救いました。
病院を懲戒免職され、未知子の手術を目の当たりにした毒島は、ようやく目が覚めたのか、元同僚で、未知子の父である寛のことを「患者が誰であろうと、教授連中がなんと言おうとそこに患者がいれば切って助ける、そういう外科医でした。手術の腕も天才的で、私は同じ外科医として、(未知子の)お父さんに嫉妬してましたよ。大門君、君はお父さん譲りですね」と未知子に語り、一緒に寛のお墓参りに行ってくれないかとお願いをするまでになりました。
成功率や生存率が低く、術式が確立されていない危険なオペにも臆することなく挑戦する医師たちのことを、敬意と皮肉を込めて、命を天秤にかける悪魔の外科医またの名を“ドクターX”と呼ぶそうです。つまり“ドクターX”は世界中に何人もいるとのことです。でも、どうやら噂に上がった“金のためなら汚い手術もする”ドクターXは、医師紹介所の所長・神原晶(岸部一徳さん)のことのようです。未知子はそのことは知らいないようで、単に、父・寛とは医局員時代の同期であり、借金の肩代わりをしてくれた神原のもとで、借金を返済するために働いているということのようです。
加地は、大学病院の手術場には札束が転がっているとして医局を辞めない道を選びました。原は、旭川で患者さんの心に寄り添う温かい医療を目指すことにしました。麻酔科医の城之内博美(内田有紀さん)は、未知子のアドバイスもあり、医局を辞めてフリーになり、神原の医師紹介所のお世話になることにしました。森本は、実家の病院は継がず、留学して大門のような外科医を目指すと決めました。リークと足の引っ張り合いでしぶとく勝ち残っていた本院の勅使河原は、最有力候補であったにもかかわらず、毒島のせいで院長選挙から外されました。
神原の言うように、もう少し人として礼節をわきまえれば鬼に金棒の外科医になれるであろう未知子ですが、彼女はあのままでいいのかもしれません。自信はないが武器ならあるとし、絶対に失敗できないという危機感だけが私の武器だと語る未知子はカッコ良かったです。「いたしません」「私、失敗しないので」が口癖の未知子が見れなくなるのは寂しいですが、多分シリーズ化してまた帰ってきてくれるでしょう。

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