- 2016年11月20日
鈴木浩介さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第4シリーズ)』に原守 役で出演しています。
一昨日は第4話が放送されました。
●あらすじと感想
美容・ファッション・恋愛相談のエキスパートで、美のカリスマとして有名な美人姉妹“四葉姉妹”。その妹の方の美音(小林きな子さん)が、肥満治療のために東帝大学病院に極秘入院する。そんなVIP患者を連れてきたのは、副院長・久保東子(泉ピン子さん)だ。しかも、減量手術をやるということで、東子は独断で担当医として金沢から原守(鈴木浩介さん)を呼び寄せていた。実は原は、金沢の医療特区で減量手術の研究と臨床を極めていたのだ。術前カンファレンスにて、原は美音の手術を必ず成功させると宣言。それを皮切りに東帝大学病院を最先端の医療を誇る近未来のブランド病院に押し上げてみせると息巻く。東帝大学病院に返り咲いて地位を確立する算段だ。東子の目的は当然、病院長・蛭間重勝(西田敏行さん)に対抗することである。
そんな中、美音が行方不明になり医師・看護師たちの間で騒然となる。美音とたまたま屋上で鉢合わせになった大門未知子(米倉涼子さん)は、美音の異変を確認。すぐさま追加で脳の検査をしたところ、クッシング病であることが判明する。肥満の原因は、脳下垂体腫瘍によるものだったのだ。しかもその矢先、未知子は、姉の美麗(高岡早紀さん)も病を抱えていることに気が付く。そのことは美麗本人も知っていて、大腸癌だった。美麗は、自分が死ぬ前に妹・美音を一人前にしなければいけないと考え、元の体型に戻すことに躍起になっていたのだ。そんな思いを知った未知子は、自分が姉妹両方の手術を担当して失敗しないと美麗に宣言する。
ところが、蛭間の提案により、2人の手術は同時刻に行うことになる。四葉姉妹のオペとなれば世間の大きな注目を集めるし、さらには姉妹の強い絆が手術の成功の後押しをしてくれるからだという。しかも美音の執刀は脳外の権威である北野亨(滝藤賢一さん)に、美麗の執刀は腹腔鏡のエキスパートである加地秀樹(勝村政信さん)に決められてしまう。仕方なく未知子は北野の助手を志願するのだった…。
原は「四葉姉妹が強い絆を持って手術に臨むならば、僕と北野君は(研修医時代の)同期の絆を力に執刀します」と言って、美麗の腹腔鏡手術の担当をもぎ取りました。
同時刻に開始された2つの手術。蓋を開ければ、美音のオペは助手のはずの未知子が主導権を握って短時間で完璧に行われ、美麗のオペも原と加地が苦戦する中、未知子が駆けつけて術式変更の上成功させました。結局2つとも未知子がほとんどやったようなものです。おかげで見事、2人を元気な姿で会わせるという四葉姉妹のオーダーに応えることができました。
加地は金沢に戻る原を気の毒に思って手を打ちました。美麗からお礼のお金を受け取るのを我慢して、あることを頼んだのです。それはマスコミに対して「原先生は患者の心に寄り添ってくれる、この病院を代表する医師だ」というコメントを美麗に出してもらうことでした。これによって蛭間も原を無下にすることはできなくなり、東帝大学病院に残すことにしました。その後の原の調子に乗った態度がなんとも鼻につきましたが、加地と原の結び付きに関しては、シリーズファンとしてはなんだか嬉しかったです。
それにしても未知子は相変わらず原のことを覚えていなくて、またしても“キンちゃん”と勘違い。なにはともあれ、そんなどこか報われない原が戻ってきてよかったです。