ブラック・ウィドウ (スカーレット・ヨハンソン)

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映画『ブラック・ウィドウ』(Black Widow)は、マーベル・コミックの同名のキャラクターをフィーチャーした実写映画化作品です。“マーベル・シネマティック・ユニバース(=MCU)”シリーズとしては第24作品目の映画となります。
スカーレット・ヨハンソンはブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。以下ネタバレ注意です。
メインの舞台は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後。政府から追われる身となったナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)のその後の歩みが描かれていました。ナターシャは、かつて家族として共に暮らしたエレーナ(フローレンス・ピュー)やアレクセイ(デヴィッド・ハーバー)、メリーナ(レイチェル・ワイズ)たちと約20年ぶりに再会。
ナターシャがかつてクリント・バートン(ジェレミー・レナー)と共にS.H.I.E.L.Dの最終試験のために殺害したはずの因縁の相手ドレイコフ(レイ・ウィンストン)が実は死んでいなかったことが判明し、ナターシャはドレイコフの野望を再び阻止すべく、戦うこととなるのでした…。
アクションが凄かったのはもちろんのこと、これまで断片的にしか明かされていなかったナターシャの過去が掘り下げられていて興味深かったです。
本作での経験を経たからこそ、ナターシャは“家族”の温かみを改めて実感し、アベンジャーズを再び団結させようと動いたのだと納得しました。エレーナやレッド・ガーディアンことアレクセイ、メリーナ、そして調達屋リック・メイソン(O・T・ファグベンル)もいい味を出していました。
アベンジャーズ/エンドゲーム』でのナターシャの悲しい結末は当然のことながら変わりません。本作のポストクレジットシーンでは、ナターシャの墓石が登場しました。そこへエレーナが訪れます。さらにヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)も現れ、エレーナにホークアイの殺害を依頼します。どうやらDisney+のMCUドラマ『ホークアイ』(Hawkeye)に繋がる伏線のようです。