スパイダーマン: ホームカミング (トム・ホランド)

tomholland
映画『スパイダーマン:ホームカミング』(Spider-Man: Homecoming)は、 マーベル・コミックの同名のキャラクターをフィーチャーした実写映画化作品です。スパイダーマンは過去にも実写映画化されていて、本作は映画シリーズとしては2度目のリブートとなります。
トム・ホランドは、スパイダーマンことピーター・パーカー役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、憧れのアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)からスカウトされ、アベンジャーズ同士の戦いにスパイダーマンとして参加した。
その後、ピーターは、普通の高校生としてスクールライフを送りつつ、アイアンマンからもらった特製ハイテクスーツに身を包み、アベンジャーズの一員になることを夢見て、放課後にヒーロー活動に励む。スターク・インダストリーズ社のセキュリティ担当でトニーの運転手も兼ねるハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)がピーターの連絡・監視役を務めている。ハッピーにヒーロー活動の内容を日々報告してアピールするピーターだが、次の任務のお呼びが一向にかからない。しかも親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)に自分がスパイダーマンであることがバレてしまうなど、思うようにいかないことばかりだ。
そんなある日、ピーターはニューヨークの平和を脅かす犯罪組織の存在を知る。その組織のボスであるエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)は、8年前、地球外生命体とアベンジャーズとの死闘で発生した瓦礫や残骸を取り除く仕事を市から取ってきたが、トニーの一声で権限がスターク社とパートナー契約を結んだ行政“ダメージコントロール”に移ってしまい、お払い箱にされたという過去を持つ。その際、トゥームスは、その残骸(=地球外物質)を密かに回収し、それを使って強力な武器を開発して今は闇の武器商人として悪事に手を染めているのだ。
ピーターは、アイアンマンに一人前のヒーローとして認められたい一心で1人で犯罪現場へ乗り込んでいく。そんな彼の前に現れたのは、地球外物質で作った巨大な翼が付いた飛行アーマーを装着した“バルチャー”ことトゥームスだった。ピーターは、バルチャーの圧倒的なパワーを前に力及ばずピンチに陥る。アイアンマンのおかげで最悪の事態は免れたが、軽率な行動だとしてトニーから「スーツを着る資格はない」とスーツを取り上げられてしまう。
そんな矢先、ピーターは、ひょんなことからバルチャーの次なる計画を知る。それはアベンジャーズの最新装備を強奪するというものだった。ピーターは失った信頼を取り戻すために、再びバルチャーとの戦いに挑むのだった…。

本作は、“マーベル・シネマティック・ユニバース(=MCU)”シリーズに属する作品です。同シリーズの2016年公開作品『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』には、本作のスパイダーマンが先行してゲスト出演しました。本作ではその際にピーターが自撮りした動画が映し出されました。ヒーロー活動もそうですが、部活のノリでいかにも今どきの高校生といった感じで新鮮でした。オタクな親友との関係、先輩女子への憧れ、全米学力大会に参加するチームメイトとの関係など、青春映画のムードもあって楽しかったです。“イスの男”に憧れるネッド、ピーターが想いを寄せる学校の人気者リズ(ローラ・ハリアー)、ピーターの行動をよく観察しているミステリアスな女子ミシェル・ジョーンズ(ゼンデイヤ)、何かにつけてピーターに突っかかってくるユージーン・“フラッシュ”・トンプソン(トニー・レヴォロリ)などもいい味を出していました。
もちろんヒーロー映画としてアクションも凄かったです。スパイダーマンではお馴染みの糸を操ってのスウィングやバトルも、ワシントンD.C.のモニュメントやニューヨークのフェリー、夜のマンハッタン上空などで展開され迫力がありました。
また、さすがトニーが作っただけあって、スパイダーマンのスーツには最新テクノロジーが満載で興味深かったです。着用者に合わせてスーツが自動的にフィットする“オート・フィット・スーツ”機能、高い所から飛び降りる際にムササビのように羽を広げ飛ぶことができる“ウェブ・ウィングス”も装備。マスクの目の部分には感情が反映されたりカメラレンズのようなズーム機能があり、お馴染みの“ウェブ・シューター”にはクモの糸の種類を選択できる機能のほか、レーザーによる目標指示機能、ターゲットに近付くと自動的に発動するトラップ“エクスプローシブ・ウェブ・スネア”機能などもあります。胸のクモマークは偵察ドローンとなって飛び回り、収集した情報をスーツへ送信する機能があります。そして極め付きは、スーツに搭載された人工知能であるスーツ・レディ“カレン”です。アイアンマンでいうところのジャーヴィスのような感じで頼もしかったです。
MCUシリーズファンとしては、自己中心的な性格でアベンジャーズの面々と対立することが多かったトニーが、ピーターに対してまるで親のような立ち位置で真のヒーローに導こうとするところが感慨深かったです。また本作ではトニーの恋人ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)が久々に登場。出演時間は短かったものの、トニーとの関係が微妙に進展するエピソードもあって面白かったです。その際、ハッピーがナイスアシストをしており、アベンジャーズ最新装備強奪事件に関するミスはそれで帳消しといったところでしょうか。キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の登場の仕方も変化球で面白かったです。
最終的にはピーターは“大人の選択”をしました。ピーターの成長が見れて良かったです。本作スパイダーマンは、2018年公開予定の映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に参戦することが決まっているようです。単独映画の続編もあるでしょうし、今後もピーターがどんな成長を遂げていくのか楽しみです。

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