- 2007年11月18日
阿部サダヲさんは、毎週木曜夜10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 Team Medical Dragon2』に荒瀬門次 役で出演しています。
今週は第10話が放送されました。
●あらすじと感想
北洋病院の藤吉圭介(佐々木蔵之介さん)、伊集院登(小池徹平さん)、小高七海(大塚寧々さん)、松平幸太朗(佐藤二朗さん)、外山誠二(高橋一生さん)、野村博人(中村靖日さん)に明真大学付属病院の旧チームドラゴンの荒瀬門次(阿部サダヲさん)、里原ミキ(水川あさみさん)が加わり、朝田龍太郎(坂口憲二さん)のチームはより強力となった。
「私が戦う相手は、朝田じゃない」と言う鬼頭笙子(夏木マリさん)と「俺たちの敵は、鬼頭じゃない」と言う朝田。2人は患者の病気を治すことだけを考えて着々と準備を進める。
朝田が伊集院に鬼頭のチームに入るよう命令したのもその一環で、先に実現するであろう鬼頭の心臓移植手術で伊集院の経験値を上げさせるためだ。
そんな矢先、雄太(田中碧海さん)の病状が悪化し、肝硬変になってしまう。このままではドナーが現れても心臓移植は受けられない。
先に雄太の母親(長野里美さん)から肝移植をして肝機能を回復させ、心臓ドナーが現れるのを待つことに決定した。肝移植を執刀する松平は、「ドナーが見つかるまで、雄太君の肝臓は俺が持たせる!」と意欲を燃やす。
一方、雄太は母親のことを気遣ってかあきらめモード。そんな雄太に朝田は、海外青年協力隊だった雄太の父親が現地の人の為に来る日も来る日も砂まみれになって井戸を掘っていた姿を見て、諦めない心を学んだことを話し、雄太にも頑張るよう励ます。そして、絶対雄太を治すと約束する。
おりしも雄太の生体肝移植手術の日、鬼頭の患者・山野会長のドナーが見つかった。鬼頭の命令で、伊集院は心臓を受け取りに向かい、鬼頭も心臓移植手術のため山野の胸部を切開する。しかし、山野の容態が急変し、心臓移植が不可能になってしまった。
その連絡を受けた臓器移植ネットワークは、適合性、輸送距離、時間を考えた結果、他の候補は遠方過ぎて不可能と判断。代わりになんと雄太にその順番が回って来た。
しかし、雄太はすでに生体肝移植手術中。肝機能の疾患を抱えた患者の心臓移植は医師規定に反する。しかも大人の心臓を子どもの雄太に移植するのは極めて難しい。患者を救えるのなら医師免許剥奪も構わないと言う朝田に、チームみんなは一致団結し、生体肝移植と同時の心臓移植の準備に取りかかる。
その頃、ドナー心臓を運ぶ伊集院を乗せた救急車は急停車する。目の前には、大型トラックが事故を起こして行く手の道路をふさいでしまっているという驚くべき光景があるのだった…。
小高と荒瀬の麻酔科医最強コンビが実現。荒瀬の「お立ちだーい」との呼びかけとカウントを数えるところがやはりしびれました。その荒瀬を本人のいないところで「トラ猫・バケ猫」呼ばわりする野村が面白かったです。
チーム朝田の連中には信念があるので、野口先生を助けたようにその少年をきっと助けると野口賢雄(岸部一徳さん)に反論する木原毅彦(池田鉄洋さん)がなかなか格好良かったです。
ガキが苦手だと言う外山は、患者に得意も苦手もないと朝田に雄太の元に連れて行かされます。サッカーを糸口に雄太に話しかける外山がなんだか健気に見えました。
頻繁に明真大学付属病院に来る片岡に、小高は「雄太君が気になる? それとも心臓移植に興味があったりして」と話しかけます。今回は結局片岡の過去は明かさずじまいでした。次回納得の行くエピソードがあることを期待します。
雄太の手術のことが野口の耳に入ったら移植中止は必至です。片岡はそうならないようにと動いたようです。