- 2010年11月6日
本郷奏多(ほんごう かなた)さんは、毎週木曜夜10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 Team Medical Dragon2』の第8話に黒田智樹 役でゲスト出演しました。
今週はその第8話が放送されました。
●あらすじと感想
前回、小高七海(大塚寧々さん)が会えなかった「智樹」は、小高の息子でした。
黒田智樹(本郷奏多さん)は幼い頃誕生日に喘息の重積発作を起こす。小高が夜の7時には帰ると告げていたためベビーシッターは帰っていたが、緊急オペが入って小高は帰れなくなってしまった。当時小高の夫で弁護士の俊彦(野村宏伸さん)が帰ってきて、倒れいている智樹を発見し慌てて病院に運ぶが、その病院の麻酔医のミスで、智樹が低酸素脳症に陥り、以降片半身が麻痺してしまった。
それが原因で離婚して、俊彦は親権を取る。小高を恨んでいる俊彦は、朝田龍太郎(坂口憲二さん)の腕を頼って智樹の手術のために北洋病院に来るが、小高が病院にいると知るや否や小高をオペのチームから外すのが条件だと言う。
智樹の手術が始まったが、大量出血が発生。高度な血流コントロールが必要になる。手術を見学していた小高は居ても立ってもいられなくなり、オペに加わろうとする。手術室に入ろうとする小高を俊彦が立ちはだかる。「あいつはおまえを憎んでいるんだ!」と止める俊彦に、「憎んでいいわ」「憎めるのは、生きているからよ。あの子が生きてるんなら、生きてさえいれば、私はいくら憎まれたって構わない!」「智樹は私が救う。邪魔はさせないから」と言って手術室に入っていく。
手術は無事成功。朝田に感謝を述べる俊彦に「小高がいなかったら、このオペは成功しませんでした。小高のおかげです」と朝田は言う。
俊彦は「オペには入るなと言ったが、病室に入るなとは言ってないぞ」と小高に言う。こうして小高と智樹の母子再会は実現した。
そして、小高は準備していた退職願をゴミ箱に捨てて、チョコ中毒が治ったからオペに入ると朝田に告げるのだった…。
小高と智樹の思い出がチョコレートだったんですね。それで小高はチョコレートにすがり、智樹への自責の念にかられてオペからは遠ざかっていたのでしょう。
今思えば、第4話で片岡一美(内田有紀さん)の説得に応じて手術に参加したのは、片岡の「まだ17才よ!親の前で見殺しにしていいの!?」という言葉が胸に響いたんでしょうね。
本郷奏多さん演じる智樹の「お父さんには、内緒だけど」と言って内緒のポーズをする仕草と笑顔がとても素敵でした。
伊集院登(小池徹平さん)は、外山誠二(高橋一生さん)がチームに入り頭角を現すのを目の当たりにして、自信を喪失してしまったようです。伊集院が早く立ち直って、一回り大きくなることを期待しています。
院長の善田秀樹(志賀廣太郎さん)は、野口賢雄(岸部一徳さん)を倒すために、片岡にパートナーにならないかと持ちかけます。その時に善田が口にした「移植を心待ちにしている患者さんを踏みにじることになる」との言葉に反応を示しました。クマのキーホルダーにまつわる過去と何か関係があるのでしょうか?
心臓移植関連学会協議会のメンバーが明真大学付属病院に来て、移植実施施設にふさわしいかどうかを決めるサイトビジットの日程が決まり、有頂天になる野口。認定後のオペスケジュールを調整したい鬼頭笙子(夏木マリさん)は、「私は認可の為に来たんじゃない!世界最高水準の医療実現の為に来たんです!」と野口に言います。方向は違えど朝田と同じように信念を持つ鬼頭の今後の動向に引き続き注目です。
そして、今回最も衝撃的だったのは、野口が胸を押さえて突然倒れたことです。医龍の第1シリーズの霧島軍司(北村一輝さん)の時のように、野口の命を朝田のチームが救って和解という展開が訪れるのでしょうか。
ところで、第2話で朝田は「俺には時間が無い」と言っていました。これが何を意味するのかは、これから明らかになっていくのでしょうか。気になります。