SP エスピー (真木よう子さん)

makiyoko

真木よう子さんは、毎週土曜夜11時台フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』に笹本絵里 役で出演しています。
先週は第7話(Episode III-3)が放送されました。
●あらすじと感想
証券取引法違反事件で重要参考人となっている大橋正一(片桐仁さん)を24時間体制で極秘警護をすることになった警護課第4係の尾形総一郎(堤真一さん)、井上薫(岡田准一さん)、笹本絵里(真木よう子さん)、山本隆文(松尾諭さん)、石田光男(神尾佑さん)の5人。
井上と尾形が犯行グループのポール(チョウ・ソンハさん)とジョージ(中川智明さん)を確保したり、ジョン(多田淳之介さん)とリンゴ(日下部そうさん)の企みにより移動車に仕掛けられた爆弾に井上が気付き、爆発を直前で防ぐなど、正義の特撮ヒーローのように危機を救ってきた。
ところが、突然下った大橋の警護解除命令。理由は大橋の逮捕を見送る方針になり、検察からの要請があったからだ。
「殺されるとわかっているような人間が目の前にいるのに、知らない振りをして立ち去れと言うんですか!?」と憤る尾形に「組織の中で生き残る術を早く学びなさい。牙をむいて生き残った人間など一人もいないよ。君には期待しているんだからな」という言葉がかけられる。
やりきれない気持ちを抱えた尾形は、「僕に死ねって言っているのか?」と大橋に責められ、思わず「それならなぜ悪に手を染めた!! 法を犯すことにリスクはないとでも思ったのか!!」と怒鳴る。
警護課に戻ってきた尾形は、やりきれない気持ちや怒りからか、自分で置いた机の上の無線機や手錠などの装具をなぎ払う。
それらの装具を石田、笹本、山本、井上が順に拾い上げ尾形の机に無言で置いていき、それぞれ自分の席についた。
井上たち警護課第4係のみんなは尾形の心情を察しており、しかも同じ気持ちのようである。
今回はなんとも物悲しくもあり、あっけない幕切れでした。
尾形が部屋を出て行った後、「リバプール・クリーニング」の車が通りました。大橋はその後ジョンとリンゴにお風呂で殺されたのでしょうか。自業自得とはいえ、なんだか可哀相…。
正義の特撮ヒーローのようにはいかないSPを取り巻く理不尽な現状を浮き彫りにしたエピソードと言えましょう。
井上たちの上司であるが、署内では中間管理職のような立場である尾形。その彼の苦悩も痛いほど伝わってきました。
次回は新しいエピソードが始まります。井上がSPになる時の過去のことにも触れられるようなので楽しみです。

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