ミックス。 (新垣結衣さん)

aragakiyui18

映画『ミックス。』は、『エイプリルフールズ』の脚本家・古沢良太さんと石川淳一監督が再び組んだ作品です。
新垣結衣さんは、富田多満子 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
地味で彼氏なしの庶務課勤務の富田多満子(新垣結衣さん)は、ある日突然会社の卓球部のイケメンエース・江島晃彦(瀬戸康史さん)に告白されて付き合うことになる。誰もが羨む幸せを手に入れ、結婚も目前かと思われたが、新入社員の美人卓球選手・小笠原愛莉(永野芽郁さん)に江島を寝取られてしまう。
多満子は失恋で人生のどん底に落ち、会社も辞めて逃げるように田舎に戻る。そんな中、電車内で女子中学生に近づく怪しい男(瑛太さん)を見かけ、酔っていた勢いでその男に絡んで嘔吐してしまう。
多満子の亡き母・華子(真木よう子さん)が経営していた卓球クラブは、生徒が減り、卓球を教える人もおらず、今じゃただの社交場と化し、赤字に陥って閉鎖寸前だった。実は多満子はかつて将来を有望視される天才卓球少女だった。しかし母・華子のスパルタ指導が裏目に出てトラウマになり、母の死後は卓球を一切封印していた。
実家ですっかり腐っていた多満子は、かつての恋人・江島と小笠原の眩しい活躍ぶりをテレビで見てスイッチが入る。江島を見返すため、そして卓球クラブ再建のために、トラウマだった卓球を再び始める決意をする。
クラブに顔を出した多満子は、先日電車内で見かけた怪しい男がクラブのメンバーの一人・萩原久であることを知る。しかもクラブを宣伝して生徒を増やすために全日本卓球選手権大会の予選に男女混合ダブルス(=ミックス)で出場することをクラブのメンバーの吉岡弥生(広末涼子さん)たちに提案する多満子だが、自身は萩原とミックスを組むことになってしまうのだった…。
元彼の江島を見返すためにトラウマだった卓球を再び始めた多満子と、怪我により引退を余儀なくされた元プロボクサーの萩原はもちろんのこと、明るく元気な姉貴分的存在でセレブ妻ですが実は元ヤンキーの弥生、卓球マニアのインテリ派ですが実は登校拒否中の高校生・佐々木優馬(佐野勇斗さん)、プチトマト農園を経営する農家で試合になるといつも腹痛になる落合元信(遠藤憲一さん)、元信の妻で心優しい美佳(田中美佐子さん)たちフラワー卓球クラブの面々。渚テクノロジー卓球部でルックスと実力を兼ね備えた江島と、小悪魔女子で多満子から江島を略奪した愛莉。フラワー卓球クラブのメンバー行きつけの中華料理店「楊楊苑」の店員で実は驚くべき一面を持つ楊(蒼井優さん)と張(森崎博之さん)。萩原が働く建設現場の主任で萩原をいびる石原(斎藤司さん)。全日本卓球選手権の予選で多満子・荻原ペアと対戦する神奈川県警の警察官ペアの山下誠一郎(吉田鋼太郎さん)&佐藤風香(中村アンさん)など、個性的なキャラクターが多数登場して面白かったです。出演時間は短かったですが、岩田卓球道場の小生意気な中学生ペア・後藤田タケル(鈴木福さん)&日高菜々美(谷花音さん)、卓球教室モンローにいる怪しげで大柄な女?のジェーン・エスメラルダ(生瀬勝久さん)などもいい味を出していました。現役メダリストがカメオ出演しているのも面白かったです。
男に捨てられて田舎に逃げ帰った多満子と、仕事をなくして家族に捨てられた萩原だけではなく、フラワー卓球クラブのメンバーたちはそれぞれ何かしらの事情を抱えていました。そんな面々が卓球に真剣に打ち込むことによってそれぞれ何かを感じ、一歩踏み出していくところもよかったです。
多満子の「奇跡は起こらない」という言葉も印象的でした。その言葉は冒頭でも終盤でも多満子によって語られますが、その解釈の仕方は大きく変わっていました。私も奇跡をただ期待するのではなく、奇跡に匹敵するほどの結果を得るにふさわしい生き方・努力をしていきたいと思いました。

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