JIN-仁- (綾瀬はるかさん)

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綾瀬はるかさんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されている日曜劇場『JIN-仁-』に橘咲 役で出演しています。
昨日は第3話が放送されました。
●あらすじと感想
未来を変えてしまうのが怖くて、コロリの治療法を言い出せずにいた南方仁(大沢たかおさん)だったが、コロリに感染して苦しむ喜市(伊澤柾樹さん)を目の前にして、また、橘咲(綾瀬はるかさん)の、医者が人を助けてはならない道理・罪もない子どもを見殺しにしなければならない道理とは何かという言葉で、コロリと戦う決意をした。仁のひたむきさに共感して、坂本龍馬(内野聖陽さん)はもとより、緒方洪庵(武田鉄矢さん)や、橘恭太郎(小出恵介さん)の訴えで勝海舟(小日向文世さん)も動き出し、ようやく幕府も本格的にコロリ対策に乗り出す。
数日後、喜市をはじめコロリの患者たちが順調な回復を見せている矢先、仁もコロリに感染してしまう。咲が献身的な看護を続けるものの、仁は危篤状態になってしまう。咲が仁から聞いていた、大量に点滴する方法を実践して仁は意識を取り戻した。
仁が回復し、江戸のコロリも終息の方向に向かっている中、喜市の母・タエ(戸田菜穂さん)が辻斬りに遭い亡くなる。仁は、歴史は未来からやって来た自分がやったことすべてを帳消しにするのかもしれないと思い、なんともやりきれない気持ちになり、咲にそのことを告白するが、咲は、仁が自分の運命を明るく変えてくれたことを告げて励ます。
仁は、歴史に臆することなく向かっていき、できる限り人を助けて、少しだけでも医学の針を進められれば、現代で植物状態になってしまっている恋人・友永未来(中谷美紀さん)の運命を変えることができるかもしれないと思い、今を精一杯生きることを決意して、まげを結った。
一方、仁のおかげで、自分の信じる道を歩き、それが誰もいない道でも、正しい道だったら仲間は後からついてくるという思いに至った龍馬は、勝海舟の話を聞いて感銘を受けて、その場で弟子入りを志願するのだった…。
登場人物の背景や心情を丁寧に描いていますし、事件解決への伏線もしっかり張っていてとても面白かったです。
例えば、咲にとっては父親を殺害した憎きコロリとの戦いという意味合いもありましたし、洪庵が当時にとっては奇妙ともいえる仁の治療法に協力したのは、自身が以前、予防接種を広めようとした時に誰にも信じてもらえず苦労したのを思い出し、仁と自分をダブらせたという背景もありました。
今回は点滴装置が出ました。当時の技術で現代使われている医療器具や薬をどうやって再現したり代用していくのかという点も毎回興味深いです。