JIN-仁- 完結編

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一昨日、TBS系列「日曜劇場」枠で連続ドラマ『JIN-仁-』の完結編となる第2期の第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
脳外科医・南方仁(大沢たかおさん)が幕末の江戸時代にタイムスリップしてから約2年の月日が経った。
そんなある日、助手として働く橘咲(綾瀬はるかさん)が母・栄(麻生祐未さん)の体調を気に掛けていることを知った仁は、咲の実家を訪ねた。咲の兄・恭太郎(小出恵介さん)から、栄が脚気であることを明かされた仁は、なんとか診察の許可は得たものの、一切の治療は拒まれる。縁談を破談にして家を出た咲を栄は許すことが出来ず、生きる希望も持てずにいたのだ。何とかして栄を助けたいと考えた仁は、咲から「栄は甘いものが好物」というヒントを得て“脚気に効く菓子”として道名津(ドーナツ)を考案する。仁友堂の面々で道名津を作り、咲のアレンジで安道名津(あんドーナツ)となった菓子を、喜市(伊澤柾樹さん)の協力を得て、なんとか栄に食べてもらおうとするのだがなかなかうまくいかない。
そんな中、坂本龍馬(内野聖陽さん)が仁に助けを求めて京からやって来る。勝海舟(小日向文世さん)の師でもある佐久間象山(市村正親さん)という人物が何者かに襲われ、ケガをして瀕死の状態に陥っているというのだった…。
仁は佐久間象山から、龍馬は久坂玄瑞(林泰文さん)から心に響く言葉をもらい、自分の信じる道を突き進む勇気をもらいました。
しかし、仁はその後自分の無力さを痛感するような出来事に遭遇し、その心はすぐに折れてしまいます。そんな仁の心を救ったのは、喜市と栄でした。仁に命を救われた喜市が自分の経験談を栄に話し、栄に生きる希望を与えたのです。それを知った仁は自分がこれまでしてきたことは決して無駄ではないんだと勇気付けられました。栄は病気が回復して、咲とも和解しました。
後に繋がるであろうエピソードとしては、仁が薩摩藩邸にいる西郷隆盛(藤本隆宏さん)と出会い、虫垂炎の手術を行って助けたこと。長州藩士・東修介(佐藤隆太さん)が『禁門の変(蛤御門の変)』で新撰組に襲われたところを龍馬に助けられ、仁の手術によって一命を取り留めたことなどが挙げられるでしょう。東修介は架空の人物らしいですが、物語にどう関わってくるのか気になるところです。
物語の焦点は、やはり龍馬の暗殺と仁が現代に戻れるのかということでしょう。そして、プロデューサーが伝えたいという、懸命に生きる事の大切さ、人が人を想う気持ちの美しさ、人の笑顔の輝きにも注目していきたいと思います。それはいつの時代も変わらないことだからです。

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