万能鑑定士Q モナ・リザの瞳 (綾瀬はるかさん)

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映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は、松岡圭祐さんの小説『万能鑑定士Qの事件簿IX』を原作に映画化した作品です。監督は『GANTZ』『図書館戦争』の佐藤信介さんが務めています。
綾瀬はるかさんは、主人公の凜田莉子 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
「万能鑑定士Q」という名前の店を構える凜田莉子(綾瀬はるかさん)は、客が持ち込む様々な依頼品を鑑定する天才鑑定家だ。ある日、莉子はその驚異的な観察眼と記憶力で、ある試食会の裏に隠された謎を読み解いて、窃盗犯を見つけて被害の拡大を防ぐ。雑誌記者の小笠原悠斗(松坂桃李さん)は、たまたまその事件の現場に居合わせて、そんな彼女の能力に興味を持つ。その場で莉子に取材を申し込む小笠原だが、にべもなく断られる。翌日、小笠原は「万能鑑定士Q」の店に訪れ、再度取材を申し込むがやはり答えは同じだった。そんな中、莉子が窃盗犯を見つけたギャラリーのオーナーの朝比奈尚幸(村上弘明さん)がある依頼をしにやって来る。それは、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』を鑑定してほしいというものだった。実は朝比奈はルーヴルのアジア圏学芸員兼調査員で、事件の際に莉子の能力を高く評価し、ルーヴル美術館で実施される『モナ・リザ』を守る学芸員を選定する試験を受けてほしいと考えたからだ。その試験の中身が『モナ・リザ』の真贋鑑定テストで、世界中から優秀な鑑定家が集められておこなわれる。莉子は挑戦することにし、小笠原もまた莉子の密着取材をするために、自腹で半ば強引にパリへ同行する。莉子はその採用テストに見事合格。日本人で同様にテストに受かった流泉寺美沙(初音映莉子さん)と共に、軽井沢でおこなわれる特別講義の合宿に参加することになるのだった…。

あることをきっかけになぜか鑑定能力を失っていく莉子。そこには世界をも巻き込む巨大な陰謀が絡んでいました。名画に仕掛けられた恐るべき罠、どんでん返しなどが面白かったです。
本作ではパリでの大規模なロケがおこなわれたそうです。凱旋門をはじめとする観光名所はもちろんのこと、歴史が感じられる様々な場所が出てきて、パリの美しい雰囲気が味わえました。そして日本映画初のルーヴル美術館での本格的な撮影がおこなわれていて、壮麗で重厚感がありました。
本作は、『モナ・リザ』の目の中に微細な文字が書かれているというニュースや、1911年にルーヴル美術館から『モナ・リザ』が盗まれたという事件など、実際にあった出来事を絡めながら物語が展開していきます。盗難事件に関与した実在の人物にも触れられていて興味深かったです。
高校時代は水商売を水族館の仕事であると勘違いするほど無知であった莉子。でも匂いや感情と結び付けて記憶する、感受性を活かした暗記法を会得することであらゆる知識を吸収することができるようになり、今ではその方法によって得た膨大な記憶や情報を基に思考して鑑定する天才鑑定家に変貌。本作でもあっという間にフランス語をマスターしていました。小笠原は、仕事には熱心なもののドジでしょっちゅう上司に怒鳴られるような冴えない雑誌記者です。そんな頼りない小笠原ですが莉子と出会うことで成長し、逆に莉子を救う場面もありました。そんな2人の絶妙なコンビネーションもよかったです。
原作の小説はシリーズになっていてまだたくさんお話がありますので、同じキャストで連続ドラマ化しても面白いのではないかと思いました。

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