スニッファー 嗅覚捜査官 (井川遥さん)

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井川遥さんは、NHK総合の土曜ドラマ枠にて放送されている連続ドラマ『スニッファー 嗅覚捜査官』に末永由紀 役で出演しています。
一昨日は第3回が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
天才画家・佐伯雲天の名画がドイツから返還されることになった。東京国際美術館館長・長澤塔子(川原亜矢子さん)の熱意と文科省の力添えのおかげで、ドイツ大使館の全面的バックアップのもと、東京国際美術館で展示される運びとなる。
警視庁特別コンサルタント・華岡信一郎(阿部寛さん)は、その展示会を主催している新聞社の社長のコネで、マスコミ関係者向けのプレオープンに行けることになり、お世話になっている耳鼻科医・末永由紀(井川遥さん)を誘って東京国際美術館に行く。
ついに報道陣の前で佐伯雲天の幻の一作「裸婦クロエ」が公開されるが、華岡は絵の匂いから偽物だと主張。根拠は、1940年代後半に開発された絵具であるアクリルの匂いがしたからだ。90年前に佐伯雲天がアクリルを使っているはずがなかった。
華岡の主張はマスコミで大きく取り扱われ、警視総監を通してドイツ大使館および日本の文科省から警視庁に厳重な抗議がくる。しかも文科省が行った科学鑑定の結果、絵は本物であると証明され、華岡は窮地に立たされるのだった…。

学芸員の志村隆彦(イッセー尾形さん)と会った華岡は、その匂いから真相に気が付きました。さらに専門家のもとを訪れ、油絵の経年劣化を意図的に作り出す方法も突き止めました。警視庁特別捜査支援室も、華岡の指示通り長澤館長の経歴を調べ上げて、その不審点を見つけました。状況証拠が揃ったのです。
今回、華岡は何者かに襲われて鼻を負傷させられ、鼻がきかないというピンチに陥りました。そんな華岡は、志村の「夢が破れても、人は生きていかにゃなりませんからね」という言葉をどのように感じたのでしょうか。印象的な場面でした。
警視庁への責任追及を逃れようとする室長・上辺一郎(野間口徹さん)と部下・小向達郎(香川照之さん)のダークサイドに落ちた顔が面白かったです。そんな2人は、現物の証拠を押さえるために一芝居打ちました。上辺本人が言うほど凄かったわけではありませんが、なかなかの働きぶりでした。
華岡は絵から“天才の香り”を嗅ぎ分けたわけではなく、あくまでも絵に染み付いた匂いから本物と偽物を区別しただけでした。志村は「絵画なんてのはね、レゾネすなわち目録さえついていれば、ほとんどの人に見分けつきませんからね」と言ってましたが、なんだか芸術について考えさせられました。
志村が“情熱”を込めて描いた本物そっくりの絵は、他の人から見れば単なる“贋作”ですが、志村にとっては“特別な絵”だったという結末が心に残りました。

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