- 2011年1月6日
及川光博さんは、毎週水曜夜9時テレビ朝日系列にて放送されている連続ドラマ『相棒season9』に神戸尊 役で出演しています。
一昨日は第13話「通報者」が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
生け花教師・笠井俊子(益田ひろ子さん)が絞殺された。特命係の杉下右京(水谷豊さん)と神戸尊(及川光博さん)は、身分を明らかにしなかった通報者のことが気になり、それが中学生の藤吉祐太(溝口琢矢さん)であったことを突き止めた。病気の母親と幼い妹・祐芽(山岡愛姫さん)の3人で生活保護を受けながら暮らしている祐太は、面倒なことに巻き込まれたくなかったという。そんな祐太に疑問を抱いた右京たちは、捜査を続行。祐太は俊子を知らないと言っていたが、知り合いであることが判明した。尊がそのことを問いただすと、祐太は万引きを俊子に目撃されて脅されていたのだという。しかし、それも嘘だということがすぐに判明した。
一方、右京は、祐太が通う中学校で以前、盗撮事件があり、しかもその時に俊子が華道部の指導で学校に出入りしていたことを突き止める。
捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)たちは、俊子が生け花を教えていた旧家の女主人・宗方綾乃(堀ひろこさん)に任意で事情聴衆する。綾乃は、失踪した夫・剛史のことを世間にはアメリカ赴任と偽っていて、それを俊子に知られ恐喝されている節があるからだ。そんな綾乃をかばうかのように、祐太は犯人が男物の腕時計をしていたことを思い出したと証言するのだった…。
ひねりがあって面白かったです。まだ少年である祐太が嘘をつき続ける真意は切ないものでした。
今回の尊は、単に右京さんと競うという感じではなく、少年への思い入れが感じられました。尊の過去と何か関係があるのでしょうか? いつか尊のそういった背景も描いて欲しいものです。
今回の右京さんも冴え渡っていました。傷んだ樹木の補修にグラスウールを使う場合があることを知っているなど、その博識ぶりには驚かされるばかりです。それに対し、鑑識課の米沢守(六角精児さん)が「なんでもご存知なんですなぁ」と言っていたのがなんだか可笑しかったです。