相棒season8 最終回

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テレビ朝日系列にて毎週水曜夜9時から放送されていた連続ドラマ『相棒 Season8』は、一昨日、最終回(第19話)を迎えました。
最終回「神の憂鬱」は2時間スペシャルで、よる8時から放送されました。
●あらすじと感想
オービス誤作動、帝都物産の社員の転落死が、秘密裏に開発していた防犯カメラ顔認証システム“FRS”の存在を露呈させ、神戸尊(及川光博さん)の異動理由の新事実や産業スパイ事件が明らかになるというお話でした。
テストプログラムを捜査に使うことに加担してしまい、自分にもまるで神になったかのような全能感があったのだと告白する警察庁警備局の伊達香(水野美紀さん)。それに対し、杉下右京(水谷豊さん)が「我々の仕事は、常にそういう感覚に陥る危険をはらんでいるのかもしれませんね」と語りかける場面が印象的でした。
そして、何と言っても驚いたのは、尊が特命係に異動になった理由です。尊は警察庁上層部から右京の実態調査という名目で、庁内Sとして活動していましたが、上層部の真の目的は別にありました。“FRS”を防犯カメラに組み込むシステムの実務的運用の実現には、国会を通す必要があり、法案提出の目標は2010年4月であったことから、開発当初は2010年3月中に完成させる予定でした。しかし、急激なシステム開発とそれに伴うテストは、システム異常による事故を引き起こす恐れがあるとして、システムの開発責任者だった尊は、完成期限の延長を主張。完成期限の延長は了承されなかったことから、延長を主張する尊を一旦開発から遠ざけて別の人に任せる目的で尊を特命係に異動したようです。そして、驚くべきことに、もう一つ目的がありました。そのシステムが完成した暁には、システムを運用する警察庁の附属機関「FRSセンター(仮称)」をつくり、システムを使いこなす主任運用官に尊、システムが導き出す結果を分析し捜査に活用する主任捜査官に右京を考え、後に同じチームとなる2人がうまく連携していけるかどうかのテストも兼ねていたようです。
日本版CIAを提唱していた小野田公顕(岸部一徳さん)官房長は、利害関係が一致するとして、日本版FBIを提案していた監察官の大河内春樹(神保悟志さん)の容疑者への追及をやめさせて、産業スパイの容疑については送検せず、秘密裏に開発していたシステムを捜査に利用したことは無かったことにしました。結局、防犯カメラ“FRS”の件は公にはならなかったことから、尊は警察庁に戻れることになりましたが、それを拒否して特命係に残る茨の道を選びました。右京と半年間行動を共にしたことにより尊は変わったのでしょう。尊は、組織ではなく自分の信念に従い警察官らしいことをしたくなったようです。そんな尊のことをよろしくお願いしますと右京に大河内が頭を下げました。組織ではなく自分の信念に従ったと言えば、捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)です。事件を早々に自殺で処理しようとする内村完爾(片桐竜次さん)刑事部長に対して、伊丹は、大事な天下り先だからなのではないかと反抗して捜査を続けました。なかなかの暴走ぶりで頼もしかったです。
今回の法案提出が見送られてもいずれFRSセンターができると話す小野田官房長に、右京は、すでに防犯カメラ“FRS”のデータは海外のどこかの企業に流れていて、犯人を産業スパイ容疑で送検してデータの内容を公にすることをしなかったから、その使用禁止は主張できず、それどころか、近い将来、海外で警察と連携した防犯カメラ“FRS”が登場して、そのシステムを買わなければ使えないという事態になり、その予算は日本に無いのではないかと進言しました。
最後に右京が尊に「ようこそ特命係へ」と言って、お酒に誘いました。2人はお互いに本当の“相棒”になったようです。気の早い話ですが、Season9も楽しみです。

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