相棒season10 (水谷豊さん)

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水谷豊さんは、テレビ朝日系列にて毎週水曜夜9時から放送されている連続ドラマ『相棒ten』に杉下右京 役で出演しています。
昨日は第16話「宣誓」が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
監察官・大河内春樹(神保悟志さん)に呼ばれた杉下右京(水谷豊さん)と神戸尊(及川光博さん)は、蓮沼署管内の繁華街で起きた傷害致死事件について調べて欲しいと言われる。立ち飲み屋で相席となった元警察官・国原貴弘(石垣佑磨さん)とフリーライター・島内慎吾(日向丈さん)が口論になり、店を出た後にもみ合いの喧嘩に発展して、国原に突き飛ばされた島内が階段から転落して死亡したという事件だ。
大河内は、同じ警察署の警察官だった国原をかつての同僚が取り調べるとなれば、捜査に手心が加えられる可能性があると考え、何も起きる前に監察室が動くわけにもいかないので、特命係に内々に調査を依頼したというわけだ。
報告書によると2人に面識はなかったことになっているが、右京と尊が立ち飲み屋で聞き込みをしたところ、国原が島内に何か頼みごとをしている様子だったらしい。右京と尊は蓮沼署の捜査に違和感を覚える。
さらに島内の部屋を家宅捜索したところ、5年前に起きた女性警察官殺害事件を島内が調べていたことが分かる。大河内の情報で、国原はその事件の後、地域課から内勤の閑職移動になって警察を辞めたことが判明した。右京たちは、その事件を担当した捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)たちのもとへ話を聞きに行くのだった…。
今回は警察官の正義を問う展開になりました。今期season10の第1話「贖罪」の内容にも触れられて、尊は「あの(警察学校に入校する時に行う宣誓をつぶやく国原の)姿を見たおかげで、僕もやっと覚悟ができた気がします」と右京さんに告げました。これは尊の卒業エピソードへの布石ということでしょうか。とても印象深いセリフでした。“何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず、良心のみに従い、警察職務の遂行にあたる”という警察官の宣誓。でも右京さんの言う通り、それでも生身の人間なので何かにとらわれてしまうことがあるものでしょう。尊がどのような覚悟をしたのか気になるところです。
それにしても、右京さんの推理もさることながら、鑑識課・米沢守(六角精児さん)の万能ぶりにも驚かされました。そして、特別出演した三池崇史監督の暴力団幹部っぷりも見事でした。