幽かな彼女 最終回 (香取慎吾さん)

katori06
SMAPの香取慎吾さんは、フジテレビ系列にて毎週火曜夜10時から放送されていた連続ドラマ『幽(かす)かな彼女』に神山暁 役で出演しました。
一昨日は最終回(第11話)が放送されました。
●あらすじと感想
政治家の京塚総悟(飯田基祐さん)の要請で、娘・りさ(山本舞香さん)をクラスに戻す代わりに神山暁(香取慎吾さん)が転任することになりました。そんな矢先、神山はアカネ(杏さん)に「おまえにずっとそばにいてほしい」と告白。一時は有頂天になるアカネでしたが、自分が死んでいることを理由に「やっぱり、よくない気がします」と言い出しました。
そんな中、3年2組の生徒全員が副担任の河合千穂(前田敦子さん)を人質に取って教室に立てこもり、校内には保護者たちが駆けつけ大騒ぎ。騒ぎを知った教育委員会の轟木庸一郎(加藤虎ノ介さん)も駆けつけます。河合は生徒たちを心配して人質役になっただけでした。生徒たちの要求は、神山を学校に戻して担任を続けさせることでした。クラスメイトたちと和解したりさも、父親に神山の転任を白紙にするよう伝えてほしいと懇願。その要求を電話で受けた学年主任の岩名清二(高嶋政宏さん)は、生徒たちの気持ちが分かるだけにどう対応すべきか考えあぐねます。
林邦彦(北山宏光さん)から連絡を受けた神山は学校に駆けつけますが、轟木は神山が復職のために生徒たちを扇動している可能性もあるとして、神山を追い払おうとします。でも、岩名、林が轟木の行く手を阻んで神山に生徒たちのところへ行くよう促し、副校長・霧澤和泉(真矢みきさん)も「轟さん、生徒たちのことは私たち現場の教師に任せてください」と言いました。岩名、大原操緒(濱田マリさん)、校長・日野衛(春海四方さん)、窪内満(林泰文さん)、そして霧澤副校長が、騒ぎ立てる保護者たちに生徒たちの気持ちを説明し、理解を求めました。
一方、生徒たちと対面した神山は、意外にも叱って突き放します。それから「僕だって自分の都合を優先したいし、大人だってみんな弱さを抱えてるんです。自分の人生に責任があるんですから。いくら教師だからって、すべてを皆さんのために捧げる覚悟なんて僕にはありません」と告白しました。しかし生徒は、先生みたいな大人は今までいなかったから、それでもいいと答えます。それに対し神山は、今までは踏み込もうとした大人たちのことをみんなの方が拒絶していたのかもしれないと説明すると、生徒はそれを否定し、相手が自分たちのことを子どもだからって馬鹿にしていたと訴えます。そこで神山はアカネの名言(?)「鳥が先か卵が先かなんて考えるだけ無駄なんです。そんなの親子丼にして食べちゃえば一緒なんですから」と言い、「相手に求める前に自分が動けってことです。自分のことを理解してほしいって甘える前に相手のことを理解する強さを持つってことです。皆さんはもう大丈夫です。クラスメイトと心を一つにして、こんなとんでもないことしでかすぐらい、ちゃんと理解し合える強さ持ってるんですから」と励まし、みんなはもう今日で自分のクラスから卒業したと告げました。すると生徒から文化祭でやる予定だった合唱を卒業式代わりにやりたいとの希望があり、神山はアカネと共に合唱を指揮しました。
歌い終えた頃、轟ら教育委員会の人が教室に強行突入しようとします。そのはずみで積み上げられていた机が倒れこみ、危険にさらされたりさをかばって神山が頭をぶつけて意識を失いました。神山は、幽体離脱してしまいましたが、すぐに体に戻れば死なずに済むとアカネから説明を受けます。ところが、これから先、生きていくとしてまだまだしんどいことがあるかもしれないから、最高の気分の中で人生に幕を下ろすのもいいし、そうすれば、ずっとアカネと一緒にいられるし、触れられるし、これからは2人で幽霊としてやっていけばいいのだと神山が言い出しました。アカネはそんな神山に“フライング(クロス)チョップ”をくらわせ、「私は気軽に死ぬなんて言う人と一緒にいたくありません。20年以上の幽霊生活、舐めないでください。私がどんな思いで今までここでやってきたと思っているんですか!!」と叱りつけ、「“生きてる”ってことは可能性なんですよ、神山先生。先生が生きてることで先生自身も先生に関わる生徒たちもそれ以外のたくさんの人たちにも何かを与えられて与えられることができるんですから。人はいつか必ず死ぬんです。だから、お願いだからそれまで精一杯生きてください。私はそれまで向こうで待ってますから」と説得しました。記憶を取り戻したアカネが成仏できないのは、アカネもまた神山のことが好きだからでした。アカネは2人の思いが繋がっていることを具現化した糸を神山に見せ、自らの手でその糸を切って、「本当は私もずっと先生のそばにいたい。でも先生は生きてるから。これからも生きていかなきゃいけないから」と言って神山のことを抱きしめ、「私は生きてるあなたが大好きです。あなたに出会えて良かった」と涙を流しさらに強く抱きしめました。それから2人は光に包まれ、神山はベッドの上で目を覚ましました。周りには神山を心配する同僚教師たちや3年2組の生徒たちの姿がありました。
数日後、神山は3年2組の担任として復帰しました。京塚総悟の方から復職の希望が出たからです。幽体離脱から戻って以来アカネと会っていなくて、住む場所も引っ越した神山でしたが、林から神山の住んでいた304号室にまた女の幽霊が出たとの話を聞き、すぐさまその部屋に駆けつけます。部屋にいたのは浮遊霊の吉岡(佐藤二朗さん)でした。数珠で吉岡を追い払って、がっかりする神山でしたが、アカネがいつの間にかすぐそばにいました。なんでも成仏する前にちょっと観光しようかと思ってあちこちうろうろしていたら、天のお導きの光が消えてしまって成仏できなくなってしまったとのことです。「どうしましょうね。これから」と気まずそうに言うアカネに、神山は「どうしましょうって、決まってんだろ。ずっと一緒にいてくれ」と言いました。アカネが「はい」と答えて、神山がそんなアカネを抱きしめようとするものの、やはり通り抜けてしまいます。「幽体離脱したい」と嘆く神山に、アカネは「いけません。待ってますから」と言い、神山は「分かってるよ、アカネ」と言うのでした…。

神山がとことん生徒と向き合う姿を見せたおかげで、生徒も少しずつ心を開き始め、周りの教師たちも押し込めていた思いをあらわし始め、小原南中学校も少しは風向きが良くなりました。そして、神山が頑張ることができたのは、アカネのおかげでした。あくまでも最後まで神山は教師である前に一人の弱い人間で、時折教師らしくない本音をのぞかせていましたが、それはそれでこの作品全体の味となっていてある意味良かったです。物語が終わった後、番組提供が流れる中で物語の続きがさらにあって、神山とアカネがお互いの呼び名で言い合いになりながらいちゃつくという演出も面白かったです。

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