下町ロケット (安田顕さん)

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安田顕さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『下町ロケット』に山崎光彦 役で出演しています。
昨日は第8話が放送されました。
●あらすじと感想
親会社の桜田経編からの出資打ち切りが決まった株式会社サクラダ、Pmeaの事前面談では医療機器の製造販売業の認可を持った大企業が後ろ盾にならなければダメだと言われ、ガウディ計画は暗礁に乗り上げます。
そんな中、佃航平(阿部寛さん)は、航平のアイデアをもとに山崎光彦(安田顕さん)が10年後を見据えて開発を続けていたシュレッダーに目を付けてあることを思いつきます。それは、帝国重工に対し、ガウディ計画への支援を条件にシュレッダーの共同開発を了承することです。航平の狙い通り、エンジン内の異物を粉砕するシュレッダーの試作品を目の当たりにした帝国重工の財前道生(吉川晃司さん)は、シュレッダーの共同開発を持ちかけてきました。航平の提示する条件を聞いて難色を示す財前。なぜなら帝国重工では、医療部門があるものの主力は検査機器であってリスクの高い人体に直接働きかける医療機器は扱っていないからです。かといって財前の部署では、関連性のない医療分野への出資は難しい状況です。そこで財前は、ガウディの一部の技術を血栓シュレッダーという名目にすることによってロケットエンジンのシュレッダーとの関連性を持たせ、出資の了承を得る方法を思いつきました。
共同開発の話を進めるためには、佃製作所のバルブ採用が大前提です。そのコンペとなる燃焼試験の結果は、佃製バルブの成績がサヤマ製バルブを上回って有利に見えました。ところが、どちらのバルブを採用するかを決める会議において、宇宙航空部調達グループ部長・石坂宗典(石井一孝さん)が反論。成績は僅差であるとし、サヤマ製バルブが帝国重工との共同開発を前提にしていることから、キーデバイスの内製化という社長方針に合致することを主張しました。それが決め手となり、財前の健闘及ばずコンペの勝者はサヤマ製作所となりました。佃製作所は技術面では勝りながらも、人工心臓に続きロケットエンジンのバルブ供給までもサヤマ製作所に横取りされてしまったのです。
帝国重工の後ろ盾をなくしたことにより、ガウディ計画の夢もついえたかに見えましたが、佃製作所は諦めていませんでした。開発資金は経理部が何とか赤字を出さずに捻出できないかを探り、営業部も帝国重工以外でプロジェクトの後ろ盾になってくれる新規企業を模索中とのこと。航平は、「このガウディを完成させることが、今の佃製作所に残されたプライドなんだ」と言い、一村隼人(今田耕司さん)、桜田章(石倉三郎さん)、真野賢作(山崎育三郎さん)に、ガウディ計画に参加させてもらったことと自分たちの技術を信じてくれたことに対する感謝の言葉を述べました。
一方、アジア医大では貴船恒広(世良公則さん)の“コアハート”の臨床試験が開始されましたが、その記念すべき一人目の患者・小西悟(児島功一さん)の容態が急変し、死亡してしまいました。
「いいものを作り続けていれば、技術さえしっかりしていれば、それを認めて必要としてくれる企業は必ずある」という航平の言葉が印象的でした。
サヤマ製作所は人工弁のデータを偽装して納品した疑いがあります。恐らくそれが今回の患者死亡と関係があるのでしょう。今後の展開も気になります。