下町ロケット (竹内涼真さん)

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竹内涼真さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『下町ロケット』に立花洋介 役で出演しています。
一昨日は第7話が放送されました。
●あらすじと感想
佃航平(阿部寛さん)は、新型人工弁“ガウディ”計画への参加を決断しました。
航平はプロジェクトの中心メンバーとして、開発部から立花洋介(竹内涼真さん)、加納アキ(朝倉あきさん)、鈴木健児(堀井新太さん)の3人を選出し、立花をリーダーに指名します。それから営業部の江原春樹(和田聰宏さん)をサブリーダーに指名して3人のフォローを任せました。
ガウディ計画の達成までには大きく分けて3つの壁があります。1つ目は技術の壁、2つ目は資金の壁、3つ目は認可の壁です。そして、まずはじめに乗り越えなければならない関門は、Pmea(=独立行政法人医薬品医療器具総合機構)の事前面談です。現在の日本では、国内におけるすべての医薬品・医療機器は開発段階からPmeaの指導を受けて最終的に厚労省が判断・認可するというシステムが出来上がっているとのこと。Pmeaの事前面談でガウディ計画の開発意図や内容が好意的に捉えられれば、その後の審査も恐らく順調に進み、逆にミソがつくと、後々まで尾を引くことにもなりかねません。しかし、Pmeaには貴船恒広(世良公則さん)の息が掛かった人物・滝川信二(篠井英介さん)がいて、行く手を阻みます。なぜなら、一村隼人(今田耕司さん)が貴船の協力の申し出を断ったため、審査が通らないよう貴船が裏から手を回したのです。そうすれば、いずれ自分に泣きついてくるという算段です。そもそも貴船が進めている人工心臓“コアハート”のアイデアも一村から横取りしたものでした。一村は自分が一歩引くことでコアハートの開発が進んで多くの患者が救われるのならその方がいいと判断してその時は黙って受け入れました。しかし、今回は自分の力で最後までやり抜こうと決めたのです。
一村は学会誌に新しい論文を提出し、それが掲載されればガウディ計画に賛同する声が大きくなり、Pmeaも無視できなくなると期待していましたが、その計画も貴船によって潰されてしまいました。貴船は学会長で学会誌の編集にも強い発言権があったのです。
そんな折、さらに別の問題が起こります。株式会社サクラダの開発資金は親会社の桜田経編が出していますが、桜田経編内で結果の出ない医療品開発への反発が爆発寸前。サクラダ社長・桜田章(石倉三郎さん)は、ガウディ計画に進展がないのなら今回の5千万円で支援は打ち切ると、桜田経編から宣告されてしまいました。このままだとあと半年で資金が底をつくことになります。それまでに何も進展しなければ、サクラダはガウディ計画から離脱せざるを得ないというわけです。
一方、立花を中心とする佃製作所のガウディチームは、失敗の連続により人工弁開発の糸口を完全に見失ってしまいました。そこでガウディの原点を探るため、航平と一緒に福井に行きました。一村の勧めで、11歳少年・高橋圭太(高橋曽良さん)の大動脈弁の人工弁置換術に立ち会った立花たちは、自分たちが現在開発している人工弁というものが現場でどのように使われているかを目の当たりにして、社長・航平の言葉を思い出しました。それは「ガウディ計画は単なるビジネスじゃない。技術者としてそして社会の一員として、人の命を救うための果たすべき使命だと俺は思ってる。もし道に迷ったら、この使命を思い出してくれ」という言葉です。立花たちは、圭太のような子どもたちを救ってその苦しみや悲しみを取り去ってあげるために自分たちは戦っているのだとあらためて自覚したのです。そして立花は航平に「もう迷いません。ガウディは必ず私たちの手で完成させてみせます」と胸を張って言いました。福井から戻った立花たちは、再び開発に没頭する日々を続けます。
そして迎えたPmeaの第2回事前面談。審査担当官の滝川は、医療機器の製造販売業の認可を持った大企業が後ろ盾にならなければダメだと言ってきました。それを理由になおも貴船の協力を仰ぐよう促してくる滝川に対し、航平は、開発者にとって製品は子どもと同じであると主張し、その子を託す信頼できる相手・企業は自分たちの手で見つけてみせると言いました。それに対し、無理に決まっていると言い張る滝川。航平は「たとえ1%でも可能性が残っているなら私たちは諦めません。このガウディを完成できるのは、私たちしかいないんだ!」と宣言するのでした…。
幅広い人脈を持っていて、企業トップに直接働きかけるというやり方で仕事を横取りしていくサヤマ製作所の社長・椎名直之(小泉孝太郎さん)。そんな彼は、コアハートもガウディもロケットエンジンバルブの仕事もすべて手に入れようと画策しています。
現在、ガウディで四苦八苦している佃製作所ですが、ロケットエンジンバルブの方もうかうかしていられません。「思いのないところに技術の進歩はない」と信念を燃やす航平が、サヤマ製作所にどのように対抗していくのか気になります。