下町ロケット (杉良太郎さん)

sugiryotaro

杉良太郎さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『下町ロケット』に藤間秀樹 役で出演しています。
一昨日は第5話が放送されました。
●あらすじと感想
“ポスト財前”の座を狙う帝国重工の富山敬治(新井浩文さん)の悪意に満ちた審査に対し、逆にそのおかげで結束した佃製作所の社員たちは、「佃品質 佃プライド」というスローガンを掲げて堂々と帝国重工と渡り合い、ついに一時テストの合格を勝ち取った。しかしその矢先、社長・佃航平(阿部寛さん)の方針に反発する社員・真野賢作(山崎育三郎さん)が製品テスト用の試作部品を不良品とすり替えて納品したことが発覚。万事休すかと思われたが、財前道生(吉川晃司さん)の身を挺した決断により再納品が認められ、無事製品テストに合格した。それから航平は、宇宙科学開発機構の要職に推薦してくれていた元同僚・三上孝(吉見一豊さん)に対し、「夢は研究所じゃなくても叶えられる。俺はうちの会社で社員たちと一緒に夢を追いかけてみるよ」と言って断った。
いよいよ部品供給のための最終テストである燃焼試験が行われたが、佃製の制圧バルブが作動せず失敗に終わる。帝国重工の社員たちから散々責められる佃製作所であったが、佃製作所が不眠不休で検証作業を行ったところ、原因は帝国重工製のフィルターにあることが究明された。5日後、再び燃焼試験は行われ、過去に例のない数値を叩き出し、佃製バルブシステムは見事合格した。
しかし、部品供給を実現するためには、もう1つ乗り越えなければならない壁があった。それは、帝国重工の社長・藤間秀樹(杉良太郎さん)の説得だ。そもそもキーデバイスの完全内製化は藤間の強い思いによって進められてきたのだ。財前が役員会で藤間の説得にあたる。最初は拒否する藤間だったが、財前の理路整然かつ熱い説得により次第に耳を傾ける。そしてついに佃製のバルブシステムの搭載を決めた。この7年、打ち上げ失敗を糧に夢を諦めなかったのは、当時エンジン開発主任だった航平だけでなく、帝国重工の責任者として宇宙航空ビジネスの先頭に立っていた藤間も同じだった。だからこそ藤間は、どん底から這い上がった佃に賭けることにしたのだ。
半年後、ついにスターダスト計画が実行に移される。佃製バルブシステム搭載の初の純国産ロケットの発射日を迎えたのだ。ロケットは大気圏を脱出し、宇宙空間に突入。そして衛星を切り離し、初の純国産ロケット打ち上げは成功した。感動した航平の娘・利菜(土屋太鳳さん)は、自分もロケットを作りたいから本気で慶応理工学部を受けてみることにすると航平に言う。航平はそんな利菜を抱きしめ、感慨深げに空を見上げるのだった…。
航平が富山たちに語った「何かを成し遂げようとする大きな夢の前では、大企業も中小企業も、帝国重工も佃製作所もない。いいものをつくりたいというたった一つの思い、技術者としてのプライドがあるだけだ」という言葉が印象的でした。
次回からは、『下町ロケット2 ガウディ計画』を原作とするガウディ編がスタートします。どうやら航平たちが、陰謀渦巻く医学会の争いに挑んでいくようです。“どんな難問でも挑戦し続ける限り、必ず答えは見つかる”とする航平の新たなる奮闘が楽しみです。