陸王 最終回 (竹内涼真さん)

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竹内涼真さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されていた日曜劇場『陸王』に茂木裕人 役で出演しました。
先日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想(ネタバレ注意)
「こはぜ屋」社長・宮沢紘一(役所広司さん)たちは、ソールの素材“シルクレイ”の売り込み先を探し始める。しかし約1億円という設備投資が壁となり、交渉がまとまらない。その上、大手シューズメーカー「アトランティス」の妨害まで受けていた。
一方、宮沢の息子・大地(山﨑賢人さん)とシューフィッター・村野尊彦(市川右團次さん)は、ずっと応援している証しにと茂木裕人(竹内涼真さん)に最後の“陸王”を渡そうとしたが、陸上部監督・城戸明宏(音尾琢真さん)に「茂木を迷わせることになる」として断られてしまう。
そんな中、大地のもとに「メトロ電業」の一次審査通過の案内が届く。そこは大地が一番目標にしていた会社だった。しかし大地は今の「こはぜ屋」を見捨てることはできないとして迷っていた。
交渉が物別れになった「フェリックス」社長・御園丈治(松岡修造さん)だったが、“陸王”に可能性を感じていた。そこで御園は宮沢にある提案を持ちかけるのだった…。
御園の提案は、シルクレイ製造機の設備資金として3億円融資し、最初の3年間は「フェリックス」からのシルクレイの発注を保証するが、融資した3億円の返済期限は5年で、もし5年で3億円を返済しきれなかった場合は「フェリックス」の傘下に「こはぜ屋」が入るというものでした。すなわち3年間のうちに「こはぜ屋」は経営基盤を固めて、仮に「フェリックス」からの発注がゼロになったとしても返済できるような業績をそれまでにあげなければ、借金のカタに買収されてしまうということです。
宮沢は「こはぜ屋」の暖簾と“陸王”を守るために融資を受けることを希望し、社員たちもそんな宮沢を信じて力を貸すことに決めました。
そして迎えた豊橋国際マラソン。茂木のもとにはアトランティスのRIIと“陸王”がありました。宮沢たちの思いを伝えるために村野が密かに茂木に渡していたのです。茂木は、いい時も悪い時もRIIを履いている時でさえも自分を応援してくれる「こはぜ屋」と一緒に走ろうと“陸王”を履きました。
2年前に自身がケガでリタイアした場所で記憶がよみがえってペースを乱しそうになる茂木でしたが、宮沢親子の声援のおかげで自分を取り戻して奮起。ゴール手前でライバル・毛塚直之(佐野岳さん)を抜いて見事優勝しました。優勝インタビューではチームのみんなと“陸王”に支えられたことに対して感謝の言葉を述べ、「こはぜ屋」に今日の優勝を捧げたいと話しました。
その後“陸王”の注文が殺到。大地は「メトロ電業」に内定が決まったものの断ろうとしましたが、父親から「こはぜ屋」では得られない知識や経験を蓄積してきてほしいと激励され、考えを改めて一旦出るからには戻るつもりはないと覚悟を決めて入社することにしました。
アトランティスは半年の間に40人以上の選手からサポート打ち切りの申し出があり、その原因は小原賢治(ピエール瀧さん)が村野を切ったことであるとして、小原は次の異動で別会社に行くことになると言い渡されました。部下の佐山淳司(小籔千豊さん)は小原を見限り、一からシューフィッターの勉強をして出直すと宣言して去りました。
「こはぜ屋」は売り上げを伸ばし、第2工場まで建設。社員も20人から60人に増やし、フェリックスと対等な関係を築くために、メインバンクを埼玉中央銀行から東京中央銀行に乗り換えました。
茂木は豊橋国際マラソン後、世界陸上で日本人トップの5位、熊谷シティマラソンで日本人トップの2位、ニューイヤー駅伝6区で区間賞、茨城マラソンで日本新記録を樹立しての優勝と活躍し続けています。
かつて資金難に陥っていたダイワ食品陸上部は、今では「フェリックス」の支援のおかげで順風満帆。選手を引退した元チームメイト・平瀬孝夫(和田正人さん)がコーチとして陸上部に復帰していました。
そしてオリンピックの切符をつかむために、茂木が大会で“陸王”と共に走り出し、宮沢たち「こはぜ屋」みんながテレビ画面越しに声援を送ったところで物語の幕は閉じました。
宮沢の「ホントの負けっていうのは、挑戦することをやめた時だ」という言葉が印象的でした。私も死に物狂いで挑まなければと思いました。