- 2011年12月9日
高嶋政伸さんは、テレビ朝日系列にて毎週木曜夜9時から放送されていた連続ドラマ『DOCTORS3~最強の名医~』に森山卓 役で出演しました。
一昨日は最終回(第9話)が放送されました。
●あらすじと感想
買収の危機にさらされる堂上総合病院。
そんな中、相良浩介(沢村一樹さん)は、大学の先輩の外科医・青柳順平(升毅さん)の依頼で生体ドミノ肝移植を手伝うため、北海道の病院へと向かう。ところがカンファレンス後、執刀医の犬丸健也(山崎潤さん)が右手首を負傷してオペの執刀が出来なくなってしまう。
患者の状態を考えるとオペを延期するわけにはいかない。そこで相良は、堂上総合病院で生体ドミノ肝移植手術を引き受けたいと提案し、実現する運びとなった。超ハイレベルな手術である生体ドミノ肝移植を成功させれば、病院の信頼はたちまち回復する可能性が高い。ビッグチャンスに沸き立つ医局だったが、森山卓(高嶋政伸さん)だけが頑なに反対する。
院長・堂上たまき(野際陽子さん)は、森山抜きで手術をすることを決断する。しかし、堂上総合病院のベストメンバーで手術に臨むべきだと考えた相良は、皆川和枝(伊藤蘭さん)にその旨を伝え、エスアイ製薬MRの渋谷翔子(滝沢沙織さん)にもあるミッションを与えるのだった…。
相良は、森山の患者・淵森拓郎(金井勇太さん)に声を掛けて、森山が手術に参加するよう仕向け、渋谷には堂上が生体ドミノ肝移植手術を行うことを買収を狙う満潤会グループ会長・満堂潤三郎(大和田伸也さん)をはじめ皆に周知させるよう頼みました。
患者・淵森やホステス・ナナちゃん(伊藤久美子さん)の突き放すような言葉が効いたのか、はたまた皆川和枝(伊藤蘭さん)、たまき院長、チーム森山・佐々井圭(正名僕蔵さん)の説得が功を奏したのか、森山は手術をやる気になりました。オペ参加を申し出る森山に対し、相良が森山の覚悟を試すようにもったぶって話すシーンが面白かったです。
満堂が、相良に堂上総合病院と引き換えにもっといい場所でもっといい病院を相良のためにつくると取引を持ちかけますが、相良はあっさり断りました。理由として「この病院にはここをつくった堂上さんの思いがあります。僕はそれが好きなんです」と言いました。なんとも相良らしい意見です。でもここまでくると、本当は皆川が指摘したように、相良は森山のことが好きだからなのではないかとさえ思えてきます。
トラブルも発生して手術は困難を極めましたが、あらゆるトラブルを想定してオペに臨んだ相良と森山の機転とチームワークのおかげで、無事乗り切って成功を収めることが出来ました。もちろん、そこには“患者を絶対に救う”という思いがあってこそのことでしょう。
生体ドミノ肝移植手術が成功したことを知った満堂は、ひとまず手を引くことにしました。隙あらばその時は容赦しないが、堂上がいい病院であり続ければ手は出さないとのことです。
後日、手術成功の評判も手伝って、堂上総合病院のネットの評価は星4つ半まで回復し、病院の活気も戻って来ました。森山のおかげでわがままだった性格が少しは改善したプチ森こと淵森は、すっかり森山を慕うようになりました。2人の奇妙な友情関係も面白かったです。
給料の40%カットが解除されて安心する森山ですが、マイカー出勤、出前の特上天丼復活の許しが得られず、相変わらず不満の「んん んんんん~!」の唸り声を上げています。相良から意味ありげな視線を向けられてドキドキする看護師・宮部佐知(比嘉愛未さん)。でも単なる花粉症でした。改心しそうでなかなか改心しない森山。近づきそうでなかなか恋愛にまで発展しない相良と宮部。それゆえにシリーズが続いているのかもしれません。また続編があることを期待します。