地獄先生ぬ~べ~ 最終回 (高橋英樹さん)

takahashihideki

高橋英樹さんは、日本テレビ系列の毎週土曜夜9時「土曜ドラマ」枠にて放送されていた連続ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』に無限界時空 役で出演しました。
一昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想
ぬ~べ~こと鵺野鳴介(丸山隆平さん)は、鬼の手を失いました。ぬ~べ~の言動に腹を立てた覇鬼(坂上忍さん)が封印を解いて、ぬ~べ~の手から抜け出したのです。制御不能になった覇鬼が暴れ出したら、この世は地獄になります。それを阻止しようとぬ~べ~は動き出しました。
そんな中、覇鬼はぬ~べ~に絶望を味わわせるために無限界時空(高橋英樹さん)を矢で攻撃。ぬ~べ~が駆けつけた時には、時空はすでに虫の息でした。ぬ~べ~は、時空から「おまえの力なら、私のできなかったことを…(やれる)」等の優しい言葉をかけられ、涙ながらに和解しました。
時空が亡くなり、ぬ~べ~は怒りと憎しみを覇鬼にぶつけようとしますが、美奈子先生(優香さん)から「何があっても怒りに支配されちゃダメ。人間は鬼になっちゃいけない」と諭され、怒りを封じて冷静さを取り戻すことができました。
覇鬼が学校の校庭で暴れ出し、ぬ~べ~と玉藻京介(速水もこみちさん)、ゆきめ(知英さん)、葉月いずな(山本美月さん)は戦う覚悟を決め、覇鬼のもとに向かいました。ぬ~べ~たちは、力を合わせて覇鬼に立ち向かうものの、全く歯が立ちません。
そこへ高橋律子(桐谷美玲さん)と2年3組の生徒たちも駆けつけ、一緒に戦うと言いました。ぬ~べ~は皆に感謝の言葉を伝え、自身の命と引き換えに皆を助けようと覇鬼のもとに行きましたが、律子と2年3組の生徒たちが逆にぬ~べ~を守ろうと立ちふさがりました。攻撃の手を止め、なぜそこまでするのかという疑問を持つ覇鬼に対し、「大切な人のためなら命をも投げ打てる…それが人間なんです!」と律子たちは主張しました。ぬ~べ~も覇鬼が奇麗事だと思っていることを見透かして指摘した上で、「俺たち人間は、それが奇麗事だって分かっていても、それを信じていたいんだ!たとえそれが思い上がりでも愚かでも、絆とか希望とかそんな目には見えないものだって確かにあるって信じていたいんだ」と言いました。
覇鬼は、ぬ~べ~から許すと伝えられ、もう一度自分と一緒に人間たちを守っていかないかと誘われて動揺します。その隙に玉藻が結界を張ってぬ~べ~に皆の力を集めます。そしてぬ~べ~が左手をかざして経文を唱えることによって、覇鬼を再び左手に封印することができました。さらに、覇鬼を封印するために集まった霊力の余波により、童守町の魑魅魍魎が天狗塚に吸収されていきました。それは今は亡き時空のおかげでもありました。
ぬ~べ~は、今学期をもって童守高等学校を辞めることにしました。童守町から悪い妖怪がいなくなったので、父・時空の遺志を継いで、あやかし封じの旅に出ることにしたのです。いずなもまた、インドの山奥に修行に行くことにしました。もっとパワーアップして、妖狐・玉藻の彼女にふさわしい霊媒師になるためです。2年3組の生徒たちは、ぬ~べ~をなんとかして引き留めるつもりでしたが、いずなから説得されて、自分たちも次に進むためにぬ~べ~を卒業しなきゃいけないという思いに至りました。律子とゆきめもぬ~べ~が背負った宿命を受け入れなければならないと理解し、生徒たちと同じ気持ちのようです。
ぬ~べ~は、律子と玉藻、そして2年3組の生徒たちに見送られながら童守町を去りました。美奈子先生は、自分がいなくても鬼の力を制御できるほどぬ~べ~は成長したとして、自ら望んでぬ~べ~の手で成仏に導いてもらいましたが、気が変わってやっぱり3人でいる方が楽しいと考え、鬼の手の中に復活していました。
後日、ぬ~べ~は次なる赴任先の津留戸第二小学校を訪れました。すると早速、手に持っている霊水晶が反応します。どうやら児童たちに慕われている校長先生(笑福亭鶴瓶さん)がタヌキの妖怪のようです。ぬ~べ~は児童たちから名前を聞かれ、「鵺野鳴介だ。ぬ~べ~って呼んでくれ。よろしくな!」と答えるのでした…。
「この世にはあり得ないことなんてない」と、何があってもどんなことが起きてもがむしゃらに向かって進んで行くぬ~べ~が印象的でした。番組自体も色々な試みがなされていて活気が感じられました。