ジェネラル・ルージュの凱旋 (堺雅人さん)

masato03
堺雅人さんは、現在公開中の映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』に速水晃一 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
「チーム・バチスタ事件」解決後、東城大学付属病院に勤める不定愁訴外来の田口公子(竹内結子さん)は、院内における諸問題を扱う倫理委員会の委員長に任命され、嫌々務めていた。そんな田口のもとに差出人不明の一通の告発文書が届く。それには、救命救急センター長・速水晃一(堺雅人さん)と医療メーカー・メディカルアーツの癒着、そして、看護師長・花房美和(羽田美智子さん)の共犯について記されていた。
そんな矢先、速水にリベートを渡していたとされるメディカルアーツ支店長の磯辺信也(正名僕蔵さん)が院内で不可解な飛び降り自殺で死亡。院長・高階権太(國村隼さん)に相談した田口は、高階の提案でまたもや病院内を探るはめになる。
そんな時に、厚生労働省の役人・白鳥圭輔(阿部寛さん)が骨折で病院に運びこまれる。なんと、白鳥のもとにも似たような告発文書が届いていたことが判明。2人は嫌々ながらも再びコンビを組み、院内調査を開始する。
救命救急の速水センター長は、“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を持ち、切れ者だが冷徹で非情との評判で周りは敵だらけの男だ。倫理委員会の副委員長であり、精神神経科の准教授・沼田利博(高嶋政伸さん)、事務長・三船啓二(尾美としのりさん)、精神神経科助手・小峰小太郎(林泰文さん)たちも速水のことをよく思っていなくて、疑惑の目を向けている。副センター長・佐藤拓馬(山本太郎さん)も、重傷・軽傷かかわらずどんどん患者を受け入れてしまう速水に不満を持っている。
田口・白鳥コンビは調査を進めていくうちに、日本の救急医療の闇に迫ることになるのだった…。

本作は映画『チーム・バチスタの栄光』の続編にあたります。前作以上に田口・白鳥コンビの掛け合いが絶妙で面白かったです。
物語の舞台は救命救急センターで、主に救急車で運ばれた、命に危険がある患者の救命を目的とし治療を行う場所です。最近、受け入れ拒否などの問題が提起されていますが、その背景には医療費削減や医師の不足など複雑な要因が絡んでいるようです。本作ではそんな救命救急の実態に対する速水の怒りのようなものが感じられ、ある意味それが今回の物語の核となっています。ドクターヘリ導入を主張する速水の思いや収賄疑惑事件の背後に隠された事実には、いろいろと考えさせられるものがありました。そして“ジェネラル・ルージュ”の本当の意味が明かされるエピソードは感動的でした。速水を演じた堺雅人さんの存在感も素晴らしかったです。