- 2009年10月17日
唐沢寿明さんは、TBS系列にて毎週金曜夜10時から放送されている金曜ドラマ『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』に帆村正義 役で出演しています。
昨日は第2話が放送されました。
●あらすじと感想
「TAKE FIVE(テイク・ファイヴ)」という窃盗団は、人を傷つけず、悪人からしか物を盗まず、世間からヒーロー扱いされた泥棒の集団です。ところが20年前、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「ルクレツィアの肖像」を盗み出す際に刑事を殺したとされ、メンバーの一人が逮捕されましたが、留置場内で自殺してしまいました。その後、テイク・ファイヴは姿を消し、他のメンバーの行方も分からず、すべては謎のままです。
都内の大学で心理学の教鞭を執る大学教授・帆村正義(唐沢寿明さん)は実は20年前まで父親と共にテイク・ファイヴのメンバーとして泥棒をしていた一人です。真っ当な生活を送っていた正義ですが、ある日、謎のホームレスの女性(倍賞美津子さん)から、因縁深き名画「ルクレツィアの肖像」の写真を渡され、在り処の情報を提供されたのをきっかけに、封印していた泥棒としての道へ突き動かされていきます。
そんな正義のもとに新生テイク・ファイヴのメンバーともいうべき人たちが集まります。それは、祖父がかつてのテイク・ファイヴのメンバーで、ある日、正義と再会し、ひょんなことからメンバーとして加わることになった火岡均(入江甚儀さん)。正義同様20年前までテイク・ファイヴのメンバーで、今は結婚して4歳になる娘がいる南真一(六角精児さん)。表の顔は警備会社の社員ですが、実は天性の“忍び込み師”で、正義をライバル視するもメンバーとして加わった新美晴登(松坂桃李さん)。そして第2話から加わった刑事・岩月櫂(稲垣吾郎さん)です。岩月は警察署の隠し口座について上司に報告し、盗犯係から盗品管理係に左遷させられました。そんな中、窃盗団として再び動き出した正義たちの存在に気づき、正義たちが手に入れたであろうデータを狙って近づいていきます。正義たちはデータを所持していませんでしたが、岩月は正義たちのやり方に興味を持ったこともあり、隠し口座の真相を追うためにメンバーとして加わりました。
正義が再結成したテイク・ファイヴと対峙するのが、盗犯係の刑事・笹原瑠衣(松雪泰子さん)です。瑠衣の父親はテイク・ファイヴが姿を消すきっかけとなった事件で亡くなったようで、そのことから瑠衣は窃盗は殺人と同等の罪と考え、盗みを働く人間を心の底から憎んでいます。
正義を再び泥棒へと駆り立てたダ・ヴィンチの名画「ルクレツィアの肖像」にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。ホームレスの女性の正体は何者で、一体なぜ正義に絵画の存在を示したのでしょうか。そして、瑠衣の父親の死の真相はどのようなものなのでしょうか。その辺りが気になるところです。
「盗みは人を不幸にする。でも盗むならそこには愛が必要だ!」というポリシーを持つ正義。そんな正義たちテイク・ファイヴの今後の活躍と、彼らと瑠衣との関係がどうなっていくのかも楽しみです。
ちなみに本作は、『ATARU』や『相棒』などのドラマで有名な脚本家・櫻井武晴さんのオリジナル最新作です。