不毛地帯 (唐沢寿明さん)

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唐沢寿明さんは、フジテレビ系列にて毎週木曜夜10時から放送されているフジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』に壹岐正 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
陸軍士官学校を首席で卒業し、大本営の作戦参謀だった壹岐正(唐沢寿明さん)は、敗戦を受け入れない関東軍部隊を説得するために満州に赴き、侵攻してきたソ連軍に拘置され、やがて重労働の刑を宣告されシベリアに送られる。
11年後、命からがら帰国した壹岐は、体の回復とシベリアから一緒に帰国した部下たちの就職の世話に専念し、妻・佳子(和久井映見さん)が働くことによって家計を支えてもらいながら、娘・直子(多部未華子さん)、息子・誠(高橋平さん)と平穏に暮らしていた。士官学校時代からの親友で、防衛庁の空将補である川又伊佐雄(柳葉敏郎さん)が入庁の誘いに訪れることもあったが、自らが関わった作戦により多くの人を死なせてしまったことを痛感する壹岐は、もう国防に関わる資格はないと断っていた。
部下たちの就職が片付いた壹岐は、軍人時代のコネや肩書きを一切利用しないことを条件に、かねてから誘われていた近畿商事に入社。しかし、新興の総合商社であった近畿商事は、社運をかけたプロジェクトで、壹岐の軍人時代のコネが必要になってくる。最初は拒む壹岐であったが、防衛庁の次期主力戦闘機の受注が、国のためではなく、政治家の利権のために利用されていることを知り、自ら航空機部への異動を申し出るのだった…。
原作は、山崎豊子さんの同名小説です。
2度と同じ過ちを犯さないよう日本を守り発展させていくことが自分の使命であると自覚した壹岐は、商社マンとして、第2の人生を歩み始めました。敗戦と戦争で亡くなった人への贖罪の思いを抱えながら、今度はビジネスという戦場に身を投じる壹岐が、世界を相手にどのように戦っていくのか興味深いところです。