踊る大捜査線 THE MOVIE3 (織田裕二さん)

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映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版第3作です。
織田裕二さんは、青島俊作 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
警視庁湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署へ引っ越すことになった。警部補になった青島俊作(織田裕二さん)は、湾岸署刑事課強行犯係の係長となり、3日後の新湾岸署の開署に向けて、新湾岸署への引越し本部長として大忙し。健康診断の結果報告を病院へ直接聞きに来るように言われていたが、行っていなかった。
署内が引越しの準備で騒然となっている中、管内で銀行の金庫破り事件とバスジャック事件が発生。銀行の金庫破り事件には恩田すみれ(深津絵里さん)たちが、バスジャック事件には青島や篠原夏美(内田有紀さん)たちがそれぞれ現場に駆けつけるが、どちらの事件も金品等の被害はなく、青島たちは困惑する。その矢先、新湾岸署の倉庫から拳銃が3丁盗まれるという事件が発生。盗まれた拳銃は、青島、すみれ、強行犯係の研修生・王明才(滝藤賢一さん)のものだった。署長・神田総一朗(北村総一朗さん)、副署長・秋山晴海(斉藤暁さん)、刑事課課長・袴田健吾(小野武彦さん)らスリーアミーゴスは、なんとか隠し通そうとするが、なぜかネットの掲示板で取り上げられたため、事件として世間から騒がれる。そんな中、交渉人の任を解かれた真下正義(ユースケ・サンタマリアさん)がなぜか署員たちの名簿をチェックしながら新湾岸署の中をうろついていた。
一方、青島のもとには、業を煮やした病院の医師が、健康診断の結果を報告しにやって来た。報告は、レントゲン撮影の結果、胸部に影が見られ、腫瘍の可能性があるので精密検査が必要というものだった…。

劇場版第2作『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』から7年ぶりで、スピンオフ映画である『交渉人 真下正義』および『容疑者 室井慎次』を含めると5年ぶりの『踊る(大捜査線)』作品です。
2004年に逝去したいかりや長介さんが演じた和久平八郎は病死した設定となっており、本作では彼の甥っ子に当たる和久伸次郎(伊藤淳史さん)が新たに登場します。和久さんの病死に関してはあまり触れられていませんが、青島の健康診断の結果もあいまって、今回のテーマの1つである“生きる”に繋がっていました。コメディとシリアスが同時に混在する変わった構成で、それに対する評価は人によって大きく変わるかもしれません。私は、感動とは少し違う複雑な感情に包まれて面白かったです。
もう1つのテーマは“仲間”でした。係長という役職に就いて部下ができた青島。いろいろな責任が生じて、体制側に引っ張られて変わってしまうのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。青島は交番勤務で安心できる町づくりを目指していた頃と少しも変わっていませんでした。
「しおかぜ銀行台場支店金庫破り事件」「港区台場路線バスジャック事件」「湾岸署拳銃三丁盗難事件」「盗難拳銃発砲殺人事件」「盗難拳銃連続殺人事件」「新湾岸署毒ガス噴霧事件」「TNT爆弾爆破予告事件」「新湾岸署占拠事件」など8つの事件が絡み合う盛りだくさんのストーリーでしたが、締めがいまいち物足りなく感じました。でも、『踊る』のお馴染みのメンバーの変わらぬ魅力を確認することができましたし、青島が係長になったり、これまでにない新しい価値観を持ったキャリアである捜査一課管理補佐官・鳥飼誠一(小栗旬さん)が登場するなど、時の流れを投影した新しい要素も楽しむことができたので、個人的には満足しています。エンドロールの後のシーンも、短いながらさわやかで、なんだか気持ちよかったです。
これから観る人へのアドバイスとしては、劇場版第1作『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観ておいた方がいっそう楽しめると思います。

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