重版出来! 最終回 (永山絢斗さん)

nagayamakento
永山絢斗さんは、TBS系列の毎週火曜夜10時枠にて放送されていた連続ドラマ『重版出来!』に中田伯 役で出演しました。
昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想
初めての連載を開始した中田伯(永山絢斗さん)。アシスタントを雇うものの、中田の性格についていけずすぐ辞められてしまい、原稿の進行に支障をきたす可能性が出てきた。辞めたアシスタントたちは、口々に中田のことを「違う世界にいるみたいで怖かった」と話す。編集者の黒沢心(黒木華さん)は漫画家の三蔵山龍(小日向文世さん)にそのことを話して相談する。すると三蔵山は、「(中田が作品の世界に)入り込み過ぎないよう気を付けてあげてください。自らの傷をえぐって創作するタイプの作家は、心のバランスを崩しやすい。誰かがこちら側に繋ぎとめてあげないと」と言う。
中田はアシスタントなしで不眠不休で描き続ける。心が中田の体のことを心配してあれこれ世話を焼くが、中田は作品に集中したいがゆえに邪険にする。
高畑一寸(滝藤賢一さん)をはじめとする人気漫画家たちからも注目・嫉妬される中田の『ピーヴ遷移』は、ピーヴの真実が見え始める第10話が掲載された途端、瞬く間に話題をさらって爆発的スピードで注目され始めた。それを受けて編集長・和田靖樹(松重豊さん)、五百旗頭敬(オダギリジョーさん)たちバイブス編集部や、営業部の小泉純(坂口健太郎さん)たちも一丸となって単行本発売の準備を進める。
そんな中、寝食を惜しんで身を削って作品に没頭する中田は、心の心配をよそに、精神的に作品の世界にのめりこんで自分の殻に閉じこもってしまう。心が中田のためを思って食事や睡眠をとるなどの忠告を強く言ったところ、中田は「僕を支配しようとするな!」と反発。2人の関係に亀裂が生じてしまうのだった…。

心と衝突して行き詰った中田は、アシスタントとしてお世話になった三蔵山のもとを訪れました。自分は人のためではなく自分のために漫画を描いているが、それは間違っているのかと問いかけます。すると三蔵山は、自分たちは原稿用紙の上では常に自由だと中田のことを肯定しつつも、1つの例え話をする。それはおにぎり1個作るのに270リットルもの水が必要だという話です。その際に三蔵山が中田に忠告した「その水にほとんどの人が気づかない。ですが、見えない水を想像した方が世界は広がる。私もまだまだ知らないことだらけです。中田君、君が思っているよりずっと世界は広いよ」という言葉が印象的でした。
三蔵山の忠告のおかげか、中田は心と和解。心が提案した単行本に関する案である三蔵山の推薦文や書店サイン会等を受け入れました。
一方、受賞すると漫画の知名度と売り上げが格段に上がる、近代芸術文化賞のマンガ部門大賞。巷では、大賞はバイブスの『ツノひめさま』かライバル誌エンペラーの『ヒッチポッチ』かと噂されていましたが、実際に受賞したのは三蔵山の『ドラゴン急流』でした。編集部の皆が驚く中、三蔵山の担当編集者の五百旗頭だけは違いました。実は密かに狙っていたのです。
三蔵山は、受賞記念パーティーの壇上で本作品の完結をもって長きにわたるドラゴンシリーズに終止符を打つと表明。漫画家引退かと思われましたが、新しい漫画を描くと宣言し、「ここにいるどの漫画家も描けない見たことのない漫画です。私の受賞に対し、ベテラン爺の功労賞に過ぎないと高をくくっている君たちに勝負を挑む!天才も凡人も年齢も性別も人種も国境も関係ない。必要なのは面白い漫画を描くというその一念だ!私は私を諦めない!今日この日この場所が私の新たなる漫画人生のスタートです!」と言いました。三蔵山のそのバイタリティーに感動しました。
受賞記念パーティー後、『ピーヴ遷移』の重版が決まり、営業部の小泉とバイブス編集部一同は大喜び。心からその知らせを聞いた中田もお礼を言って喜びを噛みしめました。
「誰かのために働く。自分のために働く。何のためにでも構わない。誰かが動けば世界は変わる。その一歩が誰かを変える。毎日は続いていく。今日もまた生きていく!」という心の言葉で物語は締めくくられました。 全体を通して、本気で働く人たちへのエールが詰まっていて心に響きました。