重版出来! (黒木華さん)

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黒木華さんは、TBS系列の毎週火曜夜10時枠にて放送されている連続ドラマ『重版出来!』に黒沢心 役で出演しています。
昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
黒沢心(黒木華さん)は、幼い頃から柔道に打ち込んできてオリンピック日本代表の呼び声も高かったが、怪我がもとで選手生命を絶たれた。そんな彼女がもう一度“熱くなれる”場所として選んだのは出版社だった。持ち前の人間力と勝負強さで大手出版社・興都館に入社。コミック誌「週刊バイブス」編集部に配属された。
心を待ち受けていたのは、編集長・和田靖樹(松重豊さん)や編集者・壬生平太(荒川良々さん)、安井昇(安田顕さん)をはじめとする個性的な面々。しかし、心は全く気後れせずに振る舞う。
早速、心は副編集長・五百旗頭敬(オダギリジョーさん)に連れられ、「週刊バイブス」の看板漫画家で大御所の三蔵山龍(小日向文世さん)や人気漫画家の高畑一寸(滝藤賢一さん)のもとに行き、編集のイロハを学ぶ。
そんな矢先、三蔵山が突然、引退の宣言をするのだった…。
入社試験の面接中に、知らなかったとは言え興都館社長・久慈勝(高田純次さん)を投げ飛ばしてしまったり、匂いを嗅ぐ癖があってインクの匂いが大好きだったり、性格は実直で意見をはっきりと述べる強さがある黒沢心。そんな彼女が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家たち、営業担当、書店員たちを巻き込んで、一丸となって仕事に打ち込む姿が描かれていくようです。本作のテーマは「本気で仕事するって、カッコいい。生きるって、素晴らしい」とのことです。
柔道の日本代表候補だった心が好きな言葉は、柔道の創始者・嘉納治五郎さんが唱えた「精力善用」「自他共栄」です。それは、自身の力を最大限に使って良い行いをし、他者を敬い感謝して互いに信頼を育めば、助け合って生きていけるという意味です。編集者となった心には新たに好きな言葉、そして目標でもある言葉が加わりました。それは“重版出来”です。重版出来とは、本を売り切った後さらに増刷がかかることで、いわば出版業界のみんなが幸せになれる言葉です。心をはじめとする出版業界の人たちの群像劇となるようで今後の展開も楽しみです。
原作は、小学館の「月刊!スピリッツ」で連載中の松田奈緒子さんによる同名漫画です。