映画 HERO (木村拓哉さん)

kimutaku15
現在公開中の映画『HERO』は、フジテレビ系列にて放送されたテレビドラマ『HERO』の劇場版第2作です。『HERO』シリーズの演出を担当してきた鈴木雅之さんがメガホンを取っています。
SMAPの木村拓哉さんは、久利生公平 役で出演しています。
昨日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
ネウストリア公国大使館の裏手の路地で、パーティコンパニオンの女性・三城紗江子(森カンナさん)が車にはねられて死亡した。東京地検城西支部の検事・久利生公平(木村拓哉さん)は、事務官・麻木千佳(北川景子さん)と共に、その車を運転していた徳本健也(新井浩文さん)の取り調べを行う。
そんな中、かつて久利生の担当事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子さん)が事務官・一ノ瀬隆史(大倉孝二さん)と共に城西支部を訪れる。検事になり大阪地検難波支部に勤める雨宮は、自身の担当している広域指定暴力団・二崎会絡みの恐喝事件の重要な証人が三城だったことを説明し、単なる交通事故じゃないかもしれないと主張する。
かくして久利生と雨宮たちは合同捜査を開始する。三城がネウストリア公国の大使館員と何らかのかかわりを持っていた可能性があることを知った久利生は、大使館に直接交渉を試みるがあっさり断られてしまう。なぜなら、大使館には日本の司法が全く及ばない“治外法権”が存在するからだ。
それでも諦めない久利生は、あの手この手で大使館員にアプローチする。そのことがバレてしまい、治外法権を侵すことは外交を崩壊させかねないとして、日本の外務省欧州局長・松葉圭介(佐藤浩市さん)の方からも圧力をかけられ、捜査は暗礁に乗り上げるのだった…。

納得がいくまで自らの足で捜査を行う、ジーパン姿の型破りな検事・久利生公平。今回、そんな彼が追うのは交通事故の真相でした。そして久利生は“治外法権”“外交特権”といった国際社会のルールという壁にぶち当たりました。正面から叩いても開かない扉を、久利生は諦めずに、様々な手法を駆使してアプローチします。彼の、常識にとらわれず自らの価値観で真実を追求する姿が健在で、見ていて気持ちが良かったです。
テレビドラマのシーズン2のメンバーに加え、シーズン1のヒロイン・雨宮も検事となって再登場して豪華な顔ぶれでした。久利生&麻生はもちろんのこと、田村雅史(杉本哲太さん)&遠藤賢司(八嶋智人さん)、馬場礼子(吉田羊さん)&井戸秀二(正名僕蔵さん)、宇野大介(濱田岳さん)&末次隆之(小日向文世さん)たち検事と事務官の名コンビ、キレると何気に頼もしい部長検事・川尻健三郎(松重豊さん)、まさかの手柄を立てる警備員・小杉啓太(勝矢さん)、そして久利生と息の合った掛け合いを見せる雨宮など、メンバーみんなが一丸となって捜査に当たり、見事なチームワークを見せてくれました。
食べ物やスポーツを通じて国境を越える久利生は、貿易の予備交渉が難航して疲労の色を見せる松葉に対して、神経をすり減らしているのは相手のことを知らないからだとアドバイスしました。松葉の言う通り、文化も歴史も習慣も常識もまるで違う外国人を相手に、お互いに完全に分かり合うのは無理なことでしょう。でも久利生の言う通り、文化や歴史、習慣、常識を知ることで、少しでも理解することはできます。そうやって歩み寄ることが大切なのでしょう。
少しネタバレになりますが、久利生と雨宮の関係はどちらとも取れる感じで終わりました。続編への含みを持たせたかったのでしょうか。個人的にはシーズン1でレギュラーメンバーの一人だった検事・芝山貢(阿部寛さん)の再登場も見てみたいので、また続編が実現してそれが叶うことを望みます。