BG 身辺警護人 最終回 (木村拓哉さん)

kimuratakuya17

木村拓哉さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されていた連続ドラマ『BG~身辺警護人~』に島崎章 役で出演しました。
一昨日は最終回(第9話)が放送されました。
●あらすじと感想(ネタバレ注意)
日ノ出警備保障身辺警護課の課長・村田五郎(上川隆也さん)は発砲事件に巻き込まれて命を落としました。それは民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美さん)の不正及び暴言と警察の失態のせいでしたが、両者は自分たちの保身のために真実を語ろうとはしませんでした。しかもマスコミに働きかけて「出しゃばった民間のボディーガードが無謀な行動をして撃たれた」という印象操作を行いました。
島崎章(木村拓哉さん)、高梨雅也(斎藤工さん)、菅沼まゆ(菜々緒さん)、沢口正太郎(間宮祥太朗さん)たち身辺警護課メンバーは、村田の汚名をそそぎ、民間ボディーガードとしての名誉も回復するため、真実を明らかにしようと奮闘します。
唯一現場の状況を知ることができるはずだった村田の遺品であるICレコーダーも、警察の手によって事件の日のデータを消され、打つ手なしの状態になってしまいました。でも章の説得のおかげもあって、発砲事件の現場に居合わせた厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子さん)が大臣の職を辞して「私が事件の真相を公表します」と名乗り出てくれました。
元キャスターである愛子は、コネを使ってニュース番組出演の約束を取り付けていました。番組で事件の真相を公表する算段でしたが、党から横やりが入って、直前になって出演を断られてしまいました。しかしそれで諦める愛子ではありません。愛子は、総理や幹部のいる民事党大会で五十嵐幹事長に直に詰め寄ることにしました。ただし、離党して招待状のない愛子は会場には入れません。そこで厳重なセキュリティを突破して会場に入るまでの警護を、章たち身辺警護課メンバーが務めることになりました。
章、高梨、まゆ、沢口たちの働きぶりもよかったですが、SP・落合義明(江口洋介さん)の最後の決断もよかったです。かつて村田に窮地を救ってもらった落合は、現場にいた警察官として告発するつもりだったようです。でも事実を公にすれば政府も影響を受けるとあって迷いがあったのでしょう。そんな落合の最後の迷いを吹き飛ばしたのが、章の「護りたい人がいるだけです」という真っ直ぐな信念でした。落合は章たちと協力して民事党大会の会場に乗り込んで、自らが発砲事件で録音していた音声データを公開し、真実を白日の下にさらすことに成功しました。
後日、章と会った愛子は、総理大臣を目指すと告げました。章は、これまでと同じように誰かを護る仕事をしていくと言います。2人はいつかデートするという約束をして別れました。落合は口止めの意味合いもあって大使館の警備対策官に栄転。そんな落合から章のもとに、民間を警備専門員として一定期間採用する制度“天上がり”のオファーの連絡がありました。章は即答で断り、「僕は警護対象者には上も下もないと思ってますから」と言いました。
身辺警護課は、新人・新川貴志(健太郎さん)も加わって新たなるスタートを切っていました。高梨が課長代行を務めているようですが、事実上仕切っているのは章です。メンバーが集って腕時計の時間を確認する「誤差なし!」の掛け声でその日もまた任務が開始されました。村田が亡くなってしまったのは残念でしたが、身辺警護課メンバーたちの掛け合い、落合や愛子との関係性が面白かったです。