警部補 矢部謙三2 (生瀬勝久さん)

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生瀬勝久さんは、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠にて放送されている連続ドラマ『警部補 矢部謙三2』に矢部謙三 役で出演しています。
先日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
警視庁公安部の警部補・矢部謙三(生瀬勝久さん)は極端な権威主義者で、権威に弱く上司には媚びへつらう一方、部下には必要以上に厳しい。
ある日、“碧き予言者”を名乗る犯人による宝石盗難事件が連続して発生する。犯人から謎めいた犯行予告を送られていたにもかかわらず、警察はそれをイタズラだと判断して対応を怠ったため、世間から批判が集まっていた。
そんな中、矢部は部下の秋葉原人(池田鉄洋さん)と共に新任の警視総監・御手洗ちかお(大和田伸也さん)の就任式に警備として駆り出されていた。矢部が任務などそっちのけで隠れてパーティーの料理をつまみ食いをしていたところ、ひょんなことから総監の娘・未来(畠山彩奈さん)と知り合う。未来は、矢部に論語を教えるほどの才媛で、総監宛てに届けられた新たな犯行予告の謎を、矢部の前で鮮やかに解いてみせる。
総監に取り入ろうと接近した矢部は、ドサクサの中でこの事件の全権を委任されたと勘違いする。そして、勝手に記者会見を開き、“碧き予言者”に対して挑発までしてしまう。その結果、名指しで新たな犯行予告が警察に送りつけられてきた。責任を追及されて窮地に陥った矢部は、姑息な秘策を胸に、総監の娘・未来に会いに行くのだった…。
ドラマシリーズ『TRICK(トリック)』のスピンオフ作品の第2シリーズです。
これまでも部下の手柄を平気で横取りし、逆に自分の失態は全てなすりつけようとする最低な男・矢部でしたが、今回は総監の娘・未来から愛人・キャサリンの存在を教えてもらい、昇進の便宜を図るよう総監を脅す暴挙に出ました。
矢部の相棒でオタクの秋葉原人、嫌味なキャリア・菊池愛介(姜暢雄さん)というおなじみのメンバーに加え、前述のように矢部に弱みを握られた警視総監・御手洗、矢部に対して密かにライバル心を燃やす参事官・玉置浩市(相島一之さん)、矢部の直属の上司で基本的には事なかれ主義の国木田晃(佐戸井けん太さん)、そして、天才的な頭脳と閃きを持ち、極度の推理マニアで事件の捜査に興味を示す未来など、新たなメンバーも個性的です。第1話では『TRICK(トリック)』でおなじみの池田ハル(大島蓉子さん)とジャーミー君(アベディン・モハメッド)も登場しました。
頭髪と出世にしか興味がない男・矢部の新たな伝説を見届けたいと思います。
ちなみにまだ先の話ですが、『TRICK(トリック)』の3年ぶりの新作映画にして完結編である『トリック劇場版 ラストステージ』が来年1月に公開予定です。