劇場版 タイムスクープハンター (要潤さん & 杏さん)

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映画『劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-』は、 2009年にシーズン1の放映がスタートしたNHKのドキュメンタリー・ドラマ風の歴史教養番組『タイムスクープハンター』を映画化した作品です。
テレビ版に続き要潤さんは沢嶋雄一 役で、杏さんは古橋ミナミ 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
タイムワープ技術を駆使し、あらゆる時代にジャーナリストを派遣して人々の営みを映像で記録しアーカイブ計画を推し進めている機関であるタイムスクープ社。“時空ジャーナリスト”として同社の第二調査部に所属する沢嶋雄一(要潤さん)は、本能寺の変から11日後の1582年6月13日の京都にタイムワープして取材を進めていた。本能寺の変により織田方の支配機構は崩壊し、町の情勢が悪くなって無法地帯と化していた。禁裏(=京都御所)には多くの難民が押し寄せ、そこで織田方の武家として唯一救援活動を行っていたのが矢島権之助(時任三郎さん)で、彼が沢嶋の取材対象者であった。
そんな中、矢島のもとに織田方の村井貞勝の家臣・勝田勘兵衛(吉家章人さん)が助けを求めてやって来る。勝田は、織田家の客人である博多の豪商・島井宗叱(上島竜兵さん)を紹介し、自分が足にケガを負って島井の護衛ができなくなってしまったため、代わりに島井を博多まで送り届けてほしいと懇願する。“織田家への最後のご奉公”という言葉に突き動かされた矢島はそれを承諾。かくして沢嶋は、矢島が豪商・島井を博多へ送り届けるまでの映像を記録することになった。
ところがその道中、矢島と島井は山伏らしき人物に突然、銃で撃たれる。山伏の狙いは島井が所持していた茶器だったらしく、それに気づいた沢嶋は茶器が奪われるのを防ぐが、茶器は川に流されてしまう。本部のコントロールブースにいる第二調査部のタイムナビゲーター・古橋ミナミ(杏さん)が解析したところ、山伏が持っていた銃は、第一調査部が護身用に所持しているフリーズガンと呼ばれる銃で、相手の動きを35秒間止めるものだった。そして山伏が奪おうとした茶器は“楢柴(ならしば)”という幻の茶器で、国宝級の高価なものだった。
本来、その茶器は島井が無事博多に持ち帰り、その後、秋月種実、豊臣秀吉、徳川家康と所有者を変え、最終的には明暦の大火で消失する運命にあった。“歴史の書き換え”を危惧した本部は、沢嶋に本来の歴史に修復する極秘任務を命じる。ミナミの後輩である細野ヒカリ(夏帆さん)もその任務に同行することになるのだった…。

本作では、安土城焼失の謎に迫るという映画版ならではの大スケールで物語が展開します。
テレビ版に比べ、銃や剣等を使ったアクションや爆破シーンの迫力が増していたり、謎の組織の存在が浮上してサスペンス要素が加わったりしています。虫型のカメラや、ある装置が備わった学生カバンなどのガジェットも面白かったです。
テレビ版に続き登場する沢嶋やミナミはもちろんのこと、本作初登場の新人・ヒカリや矢島もいい味を出していました。「歴史上の大事件や有名人物の調査」を第一調査部が、「名もなき人々の営みの調査」を第二調査部が担当していますが、まだ配属先が決まっていないヒカリは第一調査部を希望していました。歴史上の謎とされることを解明することが時空ジャーナリストの仕事であると主張していたヒカリですが、沢嶋と共に名もなき人々の現実の営みを目の当たりにすることにより、「皆さん(=名もなき人々)のご活躍こそ、名だたる武士に勝る」と言うほどになりました。ある意味、ヒカリの成長物語にもなっていたのです。ちなみに矢島は、厳密に言うとテレビ版のシーズン5の最終話『村を守れ!投石バトル』のラストシーンでも、織田家の侍としてちらっと登場しました。本作で矢島に関しては、出世を捨てた理由が明かされ、最後のお役目に邁進する姿が描かれていて、勇ましくてカッコよかったです。
いわゆる管轄外で、織田信長の居城であった安土城に関わるつもりはなかった沢嶋ですが、運命に導かれるかのようにその地に行くことになりました。完成からわずか3年後に焼失した安土城。いまだその原因は解明されておらず、歴史上の謎になっていて、いくつか説があります。本作でもエンドロールにおいて、ある答えが一応出されていますが、それに対する反応は、私もタイムスクープ社の局長・ 一ノ瀬忠文(宇津井健さん)と同じような感じでした。

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