ジョーカー 許されざる捜査官 (杏さん)

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杏さんは、フジテレビ系列にて毎週火曜夜9時から放送されている連続ドラマ『JOKER ジョーカー 許されざる捜査官』に宮城あすか 役で出演しています。
昨日は第9話が放送されました。
●あらすじと感想
凶器と手口が同じことなどから、片桐冴子(りょうさん)を刺殺したのは、5年前に宮城夏樹(丸山智己さん)を殺害した犯人と同一人物の可能性が高いようです。
そんな中、5年前に時効が成立した「横浜女子大生バラバラ殺人事件」の遺族が、新たな手がかりを見つけたと言ってやって来ました。伊達一義(堺雅人さん)は、事件を調べ直すことにします。実は時効直前、その事件を追っていたのは冴子で、弔い合戦の意味合いもあるようです。
一方、宮城あすか(杏さん)は、伊達と久遠健志(錦戸亮さん)の助けもあり、冴子の情報で入手したパスワード付きのCD-Rを開くことに成功しました。その中身は、パスワードと同じ“JOKER”名義の口座に警察から大金が振り込まれている裏帳簿のようなものと、警察上層部OBの名前が連ねられた名簿、そして、謎の数字がありました。
あすかがCD-Rの中身にたどり着いたと知った井筒将明(鹿賀丈史さん)は、あすかに夏樹の事件のことを明かしました。5年前、警察にまだ希望と正義感を持っていた井筒は、警察内部に不透明な金が流れていることに気づき、情報屋に探らせましたが、その情報屋は何者かに殺されてしまいました。危険を感じた井筒は、同じくその件を追っていた夏樹にストップをかけますが、真実を追求したい夏樹は追い続けて、情報屋と同じ手口で殺されてしまいました。井筒も訳の分からないタレコミにより容疑者にされ、無実と直感した伊達の嘘の証言により、井筒はスケープゴートされずに済みましたが、信じていた警察に裏切られたという思いから、いつの間にか事なかれ主義のサラリーマン刑事になってしまったそうです。
バラバラ殺人事件を追っていた伊達は、犯人・鈴川孝太(佐野史郎さん)を突き止め、罪を認めさせることに成功します。始めから分かっていたことですが、書類送検された鈴川は、時効の完成が認められ不起訴処分となりました。時効制度の撤廃がもう少し早ければと思うと何とも複雑な気分です。しかし、もっと悔しいのは、鈴川が全然反省していないことです。しかも鈴川は現在も同じ手口で恐喝を行っているようです。そこで伊達の出番です。“神隠し”により遺族の気持ちは救われました。
警官のDNAデータベースのカラクリに気づいた久遠は、片桐や夏樹を殺した犯人にたどり着いたようです。「JOKER」を名乗る人物からCD-Rと引き換えに夏樹を殺した犯人を教えると言われ呼び出されたあすかが向かった場所と、半信半疑で犯人のあとをつけていた久遠がたどり着いた場所は、冴子が殺害された倉庫でした。フードを被りナイフを持った犯人とおぼしき男は、あすかのいる倉庫に入ろうとし、それを久遠が引き止めます。ナイフを取り上げ油断した久遠は、男が隠し持っていたもう1つのナイフで腹を刺されてしまいました。
井筒があすかに言っていたことがすべて真実だとすれば、所轄の署長を動かせたりする強力なコネクションを持つ三上国治(大杉漣さん)が黒幕である可能性が濃厚です。それとも次回最終回でどんでん返しがあるのでしょうか。気になります。