陸王 (役所広司さん)

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役所広司さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『陸王』に宮沢紘一 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
埼玉県行田市にある足袋製造会社「こはぜ屋」は創業から100年の歴史をもつ老舗だが、年々先細る足袋の需要から近年は業績が低迷して資金繰りに悩んでいる。そんなある日、4代目社長・宮沢紘一(役所広司さん)は、専務取締役で経理担当の富島玄三(志賀廣太郎さん)と共に、メインバンクである埼玉中央銀行へ追加融資の相談に訪れる。融資担当の坂本太郎(風間俊介さん)は稟議にかけてみると言うが、「こはぜ屋」の将来を考え、新規事業に踏み出してみてはどうかと提案する。宮沢は「考えるだけは考えてみるよ」とその場は軽く答える。
そんな矢先、主要取引先デパートから売り場縮小に伴う取り引き削減を言い渡される。いよいよ倒産が現実味を帯びてきたと頭を抱える宮沢は、あるきっかけで新規事業について閃く。それは、足袋製造会社としてこれまで培った技術が活かせる“裸足感覚”を追及したランニングシューズの開発だった。富島は反対するが宮沢は早速動き出す。坂本からスポーツ用品店の店主でランニングインストラクターの資格を持つ有村融(光石研さん)を紹介されて会って話を聞く。
有村の誘いで宮沢は愛知県豊橋市で行われる国際マラソン選手権を見に行くことになる。学生時代に箱根駅伝でライバルとしてしのぎを削っていた実業団ランナー・茂木裕人(竹内涼真さん)と毛塚直之(佐野岳さん)が出場することで話題となっている豊橋国際マラソンだ。宮沢は息子の大地(山﨑賢人さん)と共に観戦するのだった…。
豊橋国際マラソンでの茂木と毛塚の対決で茂木が怪我で途中棄権してしまう姿を目の当たりにした宮沢は、安全で怪我のしにくいシューズを作りたいと、改めてランニングシューズの開発に対する意欲が湧きました。
試作品を作り茂木に履いてもらおうとするも、現実は厳しく全く相手にされません。銀行からも反対され、社員をリストラする人員整理の再建案を突きつけられるという危機に立たされます。有村のつてで掴んだマンモス校の体育シューズの受注というチャンスも、大手シューズメーカー「アトランティス」とのコンペに負けて逃してしまい、絶望的な状況になります。
しかし、宮沢は融資課長・大橋浩(馬場徹さん)に対し、マラソン足袋の開発を続けると宣言。過去の失敗はタスキであるとして、そう簡単にリタイアするわけにはいかないと言い切りました。
宮沢はシューズの名前を「陸王」と名付けました。一度は「アトランティス」営業担当の佐山淳司(小籔千豊さん)によってゴミ箱に捨てられた試作品シューズですが、掃除のおばちゃんのおかげで茂木の手に渡ることとなりました。今後の展開も楽しみです。
原作は、池井戸潤さんによる同名小説です。