幽かな彼女 (高嶋政宏さん)

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高嶋政宏さんは、フジテレビ系列にて毎週火曜夜10時から放送されている連続ドラマ『幽(かす)かな彼女』に岩名清二 役で出演しています。
昨日は第5話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
神山暁(香取慎吾さん)が受け持つクラスの生徒・藤江俊介(萩原利久さん)が、保健体育の教師・岩名清二(高嶋政宏さん)からの体罰を訴え出た。
神山たちが俊介に理由を聞くと、何かを注意してきて突然怒りだして殴られたというどうにも腑に落ちない答えが返ってきた。岩名は体罰を否定するが、副校長・霧澤和泉(真矢みきさん)に事情を聞かれてもそれ以上は何も話そうとしない。
そこへ俊介の父・啓介(小木茂光さん)と母・愛子(渡辺杉枝さん)がやってくる。事態の全容を把握したいと説明する霧澤副校長は、息子に事実確認をするよう促すが、東陽新聞社会部に勤める記者でもある啓介は名刺を差し出して、「それが保護者に対しての学校側の正式な見解ですか」と言い放って去って行く。
翌日、体罰の噂は広まっていて、朝から教師たちは抗議の電話の対応に追われていた。神山は岩名から葉山風(柴田杏花さん)と話がしたいと言われる。そんな中、世田谷区教育委員会管理局の轟木庸一郎(加藤虎ノ介さん)が現れて岩名を呼び止める。轟木は「昨日の体罰の件で保護者から連絡を受けましたので」と言って名刺を差し出すのだった…。
岩名が「ぶつかることで伝わるものがある…今はそんな時代じゃ無いですから」と霧澤副校長に寂しげに言っていたのが印象的でした。そんな岩名は、生徒・俊介のために保護者・啓介にぶつかります。岩名が啓介に言った「人間は誰だって間違いを犯すことがある。子どもだったら、なおさらだ。そういう時、子どもを叱って反省させて許してやるのが大人の、親の務めってもんだろ。なのにあんたはどうだ。感情に任せて息子に怒りをぶつけてただけじゃないか。あんたがそうやって追い込むから、藤江は後戻り出来ないとこだったんだ。覚えとけ。“怒る”ことと“叱る”ことは、全然違うことなんだよ」という言葉が胸に響きました。
もちろん、神山も熱血教師ぶりを発揮してくれました。神山は生徒・葉山に「言葉も暴力なんです。葉山さんには周りの人間がバカに見えるかもしれませんけど、だからと言って言葉で周りの人を傷つけていたら、それは勉強なんかよりもずっと大切なことが理解できていないということなんです。藤江さんのしたことはもちろん許されることじゃありません。それでもちゃんと謝って、話し合うべきだと思います」と指導しました。
「我々教育委員会が最優先するのは真相の解明ではなく、事態の迅速な沈静化です」と言い放つ轟木は、3年2組副担任・河合千穂(前田敦子さん)に再就職の手助けをエサに「岩名清二教員に関する報告書」を作成させ、岩名に処分を下す画策をしていました。しかし、河合は報告書を作成したものの、目の前でシュレッダーにかけて提出を拒否。偉そうにしている轟木に対して頭に来たというのもあるでしょうけど、岩名や神山の生徒とのやり取りを見て、少しずつ彼女の中で何かが変わり始めている影響もあるのかもしれません。
アカネ(杏さん)の腹には死んだ原因と思われる刺し傷がありました。でも、アカネが縛られている304号室には、過去に女性が部屋で刺された事件はおろか、これまで女性の住人が入ったこと自体一度も無かったことが判明しました。そんな中、神山の調査で27年前、小原南中学校に「滝沢茜」という職員がいたことも判明しました。今後の展開も気になります。