坂の上の雲 (菅野美穂さん)

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菅野美穂さんは、3部構成で3年間にわたって放送される予定のNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』に正岡律 役で出演しています。
原作は司馬遼太郎氏の同名小説です。
先日の日曜は第2回「青雲」が放送されました。
●あらすじと感想
『坂の上の雲』というタイトルには、封建の世から目覚めたばかりの日本が、そこを登りつめさえすれば、やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを「坂の上にたなびく一筋の雲」に例えた切なさと憧憬が込められているそうです。
舞台は、江戸時代が終わりを告げ、ついに日本に誕生した近代国家「明治」。しかし、西欧列強という“大人”に囲まれた日本の姿はまるで、ひ弱な少年のようでした。
そんな中、松山藩の下級武士秋山家の5男として生まれ、幼い頃はガキ大将で暴れん坊だった秋山真之(本木雅弘さん)は、親友の正岡子規(香川照之さん)の上京に刺激され、旧旗本の佐久間家に下宿する兄・好古(阿部寛さん)を頼って上京しました。明治という新しい時代の息吹を目の当たりにした真之は、その志も大きく変化してゆきます。真之と子規は大学予備門に合格し、夏目漱石(小澤征悦さん)たちと出会い、青春を謳歌。俳句や文学に傾倒する子規に対して、自分が出来ることは何かと自問する真之は、次第に海の向こうに広がる世界を見たいという思いを強くして、海軍兵学校に入ることを決意しました。兄の援助から自立して一身独立するという真之の覚悟に好古も賛同し、真之は築地の海軍兵学校に入学しました。
好古は旧松山藩主久松家の家令・藤野漸(宝田明さん)から呼び出され、フランス留学が決まった若殿とともに渡仏するよう頼まれました。当時の日本陸軍は全ての体制をドイツ式に転換しようとしている最中で、渡仏は陸軍における出世をあきらめることに等しかったのですが、好古は渡仏を承諾してフランスに行きました。明治23年、パリにいる好古のもとに本国から官費留学に切り替えるとの命令が届きました。それは日本陸軍が騎兵建設を好古に託したことを意味しました。
今回印象的だったのは、休暇を利用して帰郷した真之が、陸軍軍人と結婚したものの離縁された正岡律(菅野美穂さん)を「女子でも一身独立できる」と励ました場面です。律は子規の妹で、この後も波乱に満ちた人生を歩みます。
時代のうねりの中、真之、好古、子規たちは、生きがいを求めて大きな志を持ち、力強く生き抜いていきます。彼らが大切にしたであろう人とのつながりにも注目しながら、ドラマを楽しみたいと思います。

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