JIN-仁- (小出恵介さん)

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小出恵介さんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されている日曜劇場『JIN-仁-』に橘恭太郎 役で出演しています。
昨日は第8話が放送されました。
●あらすじと感想
仁友堂を開院した南方仁(大沢たかおさん)は、橘咲(綾瀬はるかさん)と共に日々実験を繰り返し、今までの30倍の効力を持つ純度の高いペニシリンを作る方法を発見しましたが、実用化するには400両という大金が必要で、その援助を濱口儀兵衛(石丸謙二郎さん)に依頼したところ、仁自身の器の大きさを問われました。
そんな中、橘恭太郎(小出恵介さん)が気にかけている花魁・初音(水沢エレナさん)が客の子をはらみ、中絶したことによって敗血症を引き起こして、効力の強い新しいペニシリンが必要となってしまいました。
恭太郎の提案により、初音が想いを寄せていて、中絶した子の父親である可能性も高い人気女形・澤村田之助(吉沢悠さん)に金の援助を求めましたが、断られてしまいました。打つ手無しで、暗闇に立たされた仁たちの足元に明かりをともしたのは坂本龍馬(内野聖陽さん)でした。龍馬は恭太郎の立場や気持ちまで汲み取り、仁たちの背中を押します。そして、龍馬は、初音の堕胎手術を行った中条流医師に借金を申し込むことを思いつき、ペニシリンの権利を担保に7年無利子で400両を借りてきました。それを元手にみんなで力を合わせて、一生懸命に新しいペニシリンを作る仁たち。その過程を目の当たりにした恭太郎は、山田純庵(田口浩正さん)の「この薬は南方先生が作り出し、緒方先生が命懸けでお守りになったこの世の宝でございます」という説明も身にしみた様子。新しいペニシリンが投与され、初音が無事意識を取り戻し、一件落着かと思いきや、中条流医師・中条松庵(大久保鷹さん)が現れ、借金のカタにペニシリンを渡すよう言ってきました。なんと龍馬がサインをした証文には、“7年”ではなく“7日”と書かれていました。龍馬は中条に騙されたのです。このピンチを救ったのは、恭太郎でした。恭太郎は再び澤村田之助のもとに行き、薬がみんなの血と肉でできた宝であることを説明。恭太郎が公衆の面前で田之助に土下座をして借金を申し込む見世物をするという田之助の要求に応じることで、400両を都合してもらえることになり、解決しました。同じ勝海舟(小日向文世さん)の弟子として、龍馬と自分とを比較して、自分の器の小ささに悩み、前に進むことができずにいた恭太郎でしたが、今自分に出来る事を精一杯やることの大切さに気づき、プライドを捨てて自分の殻を破って行動し、龍馬や仁と腹を割って話すことで、心と心の交流ができました。仁もまた、みんなに支えられてここまでやってこれたのだと痛感し、それを正直に話し、医術で恩返しがしたいと濱口に再び援助を頼みました。正直で己を大きく見せることはしないが、自分の為すべきことに対してはあらん限りの努力をする仁に、器の“大きさ”ではなく“美しさ”を見いだした濱口は、援助することにしました。
中条流医師に返済を迫られた時、咲が吉原での奉公を申し出たことから、野風(中谷美紀さん)は咲も自分と同じように仁に想いを寄せていると確信しました。女郎という身分が故に仁と一緒になることを諦めている野風と、仁が未来から来た人物で心に決めた女性がいることを知っているが故に一緒になることを諦めている咲。「私には先生の医術がありますから」と言う咲に対し、自分には何もないと思って切なさを募らせる野風。それが原因か、それとも龍馬暗殺の瞬間が早まるということを暗示しているのか、恋人・未来との写真にも変化があったようです。今後の展開も気になります。