ROOKIES ルーキーズ-卒業- (市原隼人さん)

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市原隼人さんは、現在公開中の映画『ROOKIES-卒業-』に安仁屋恵壹 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
二子玉川学園高校、通称・ニコガクの野球部のメンバーは、3年生になった。野球部には新入生2人がやって来た。1人は中学時代から有望選手として有名な赤星奨志(山本裕典さん)。もう1人は、中学時代にオヤジ狩りをしようとした際に返り討ちに遭っていたのを平塚平(桐谷健太さん)に助けられたことにより、平塚をヒーローと崇める濱中太陽(石田卓也さん)。しかし、メジャーリーグを目指しているという赤星は、ニコガク野球部のメンバーを見下し、練習に参加しない。平塚の頼りない実態を知ってショックを受けた濱中も、野球部と距離を置くようになった。
そんな中、御子柴徹(小出恵介さん)が、不良生徒にからまれた赤星を庇ってトラブルに巻き込まれ、下腿骨を骨折。夏の予選大会への出場が絶望的となってしまう。しかし、どんな困難を前にしても、御子柴や安仁屋恵壹(市原隼人さん)をはじめとするニコガク野球部のメンバーは夢をあきらめない。野球部の情熱を目の当たりにした赤星、濱中は、次第に心を開いて練習に参加するようになる。彼らが目指すは甲子園、夢の果てである…。
『ROOKIES』は、2008年の4月から7月までTBS系列にて連続テレビドラマとして放送されました。映画はその続編的な位置づけで、内容はまさにドラマの集大成といった感じでした。ストーリーもテレビドラマ同様“直球ストレート”で、展開がある程度読めてしまうという側面もありますが、それを補うに余りあるくらいの“熱”と“メッセージ”があって感動的でした。キャストたちの気持ちの高まり、ドラマをつくる過程で形成されたであろう絆もスクリーンを通して伝わってきました。安仁屋の「夢が、俺たちを強くしてくれた」というセリフが印象的でした。私のように連続テレビドラマ、映画と観ている人にとっては、彼らの人間的成長に感慨深いものがあることでしょう。逆に言えば、テレビドラマを観ていないとその辺は感じにくいかもしれません。仕方のないことですが、映画では、テレビドラマで描かれたエピソードや登場人物の背景をいちいち説明していないからです。例えば、試合中に観客として登場する、ニコガクの前校長・村山義男(伊武雅刀さん)や、記者・吉田実(渡部篤郎さん)は、テレビドラマを観た人からすれば、登場するだけでそれぞれの感動的なエピソード等が頭をよぎると思いますが、ドラマを観ていない人からすると、意味ありげにやたらと映る観客の人と、なにやら知ったかぶりに解説する人にしか見えないかもしれません。
なにはともあれ、素直な気持ちでみれば、夢の大切さ、仲間の大切さを感じられる良い映画だと思います。