ボックス! (市原隼人さん)

hayato04
市原隼人さんは、現在公開中の映画『ボックス!』に鏑矢義平 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
高校教師・高津耀子(香椎由宇さん)と気弱な優等生・ユウキこと木樽優紀(高良健吾さん)は、電車の中で不良グループにからまれる。それを救ったのは、やんちゃな天才ボクサー・カブこと鏑矢義平(市原隼人さん)だった。彼は耀子の勤務する高校の生徒であり、ユウキの同級生で、ユウキが小学生の頃、転校して以来の再会。2人は同じ高校だったことを知り、運命的な再会を喜んだ。
スポーツ万能のカブと違い、成績優秀だがスポーツは苦手で中学時代には不良グループにいじめられたこともあったユウキは、カブの強さに憧れてカブの在籍するボクシング部に入部した。耀子も不本意ながらもボクシング部の顧問となり、カブに恋心を抱いて押しかけマネージャーとなった丸野智子(谷村美月さん)も部に加わった。
ユウキは全くの初心者ながら、カブのように強くなりたいという一心で、真面目に日々練習に打ち込む。そんなユウキの姿に触発されてか、部のみんなも以前より真剣に練習に取り組むようになった。
ユウキは、ボクシング部監督・沢木一至(筧利夫さん)の的確な指導のおかげもあって、次第に強くなっていく。そんなユウキの成長を心から喜ぶカブは、大会で超高校級の強さを持つ稲村和明(諏訪雅士さん)と出会う。連戦連勝で無敵を誇るカブは、自ら稲村と同じ階級に変えて、稲村と対戦するが敗北してしまう。カブはそのショックでボクシングを辞めてしまうのだった…。

原作は百田尚樹さんの同名小説です。
ストーリー自体はある意味王道的で、先の読める展開ではありましたが、重要なのはその過程です。ボクシングに打ち込む少年たちによって繰り広げれる青春に、胸が熱くなりました。
ユウキを守ると誓う天才肌のボクサー・カブ。カブに憧れる努力型のボクサー・ユウキ。ひょんなことから2人を見守る立場になった教師・耀子。カブに生きがいをもらったマネージャー・丸野。秘められた過去を持つ監督・沢木。南野キャプテンをはじめとするボクシング部の仲間たち。超高校級の強さを持つボクサー・稲村。どの出会いもかけがえのないもので、お互いに影響を与え合いながら、それぞれが人間的に成長していきます。
特に印象的だったのは、やはりカブとユウキの熱い友情です。2人は栄光と挫折を味わい、さらなる挑戦の中で、真の友情を育んでいきます。お互いを認め合い、高め合える関係となって、厚い信頼関係で結ばれるのです。
試合のシーンも見ごたえがありました。それは、市原隼人さんや高良健吾さんの“役者魂”のおかげもあるでしょうし、幼いころからボクシングジムに出入りしていた経験を持つ李闘士男監督の演出のおかげもあるのでしょう。諏訪雅士さんもさすが現役プロボクサーという感じでした。
試合では、負けてしまったらそこで終わりですが、人生はそこで終わりというわけではありません。負けたからこそ得られるものもあり、それを糧に人は強くなることができます。人として本当の強さとは何かといったことも考えさせられました。

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