- 2008年5月9日
佐藤隆太さんは、毎週土曜夜8時TBS系列にて放送されていた連続ドラマ『ROOKIES(ルーキーズ)』に川藤幸一 役で出演しました。
一昨日は第11話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
夏の甲子園・東京予選大会の4戦目。新庄慶(城田優さん)のホームランで幸先よく1点先取したニコガク野球部だったが、すぐに同点にされてしまい、安仁屋恵壹(市原隼人さん)のわき腹の負傷の痛みも限界に達してくる。救護室に詰めることとなっていた医師・小山(平泉成さん)は遅刻してしまい、球場の外で偶然、川藤幸一(佐藤隆太さん)と会う。試合前日に安仁屋を診察した医師から選手生命にかかわるケガと聞いていた小山は、安仁屋の出場をやめさせる意志を示すが、川藤の「あいつらは今を生きている」との熱い説得により、痛み止めを行い出場の続行を許可する。
安仁屋のケガの深刻さを知ったニコガクメンバーは、ここぞという時が来るまで安仁屋の体を休める作戦に。そして迎えた8回表、その時はやって来た。打率の低い桧山清起(川村陽介さん)は自ら若菜智哉(高岡蒼甫さん)に打席を譲り、代打の若菜はその期待に応え見事に出塁。いよいよ安仁屋に打順が回ってきた。しかし、安仁屋の渾身のフルスイングは、ファウルになってしまい、いよいよ限界に達してアウトで終わる。
3点差をつけられたニコガク野球部は、安仁屋だけではなく、みんなが限界に達し、暗雲が立ち込める。
そんな中、なんとベンチに川藤が姿を現す。謹慎中の川藤は自分の職責をかけて、許可をもらったのだ。川藤の励ましでニコガクナインの士気は高まり、2アウト満塁でバッターは御子柴徹(小出恵介さん)の局面を迎える。御子柴は2ストライクに追い込まれるが、劇的な逆転ホームランを放ち、安仁屋も気力で9回裏をおさえきる。ニコガク野球部は、江夏卓(上地雄輔さん)が率いる目黒川高校に勝利したのだ。まるで優勝したかのように喜ぶニコガク野球部。しかし、次の試合。ニコガク野球部は初めてのコールド負けを喫する。そこに川藤の姿はなかった。なぜならば、川藤は学校を辞めてしまったのだ。
ニコガク野球部が負けて、早速、緊急審査会が開かれるが、理事のほとんどの人がニコガクナインの処分に反対してくれ、公式試合出場停止処分を免れる。川藤も謹慎2カ月でよしとされるはずだったが、自ら一旦辞めて、新たに採用試験を受けなおして、再び二子玉川学園高校にやって来た。川藤の姿を発見し、ニコガク野球部みんなが川藤のもとに駆け寄る。そして、再び全員で甲子園に行く決意をするのだった…。
御子柴が川藤の代わりを務めようとメンバーに声をかける姿に、御子柴のキャプテンとしての成長を感じられ、感動しました。
一人はみんなのために、みんなは一人のために。痛みをこらえる安仁屋や、桧山と若菜のやり取りもそうですが、ニコガクナインはみんな成長しました。「道を切り開くものは自身と勇気」との川藤の言葉を、ニコガク野球部は見事、体現してくれました。
『ROOKIES』は、今秋にスペシャルドラマが放送され、しかも来春公開予定で『ROOKIES-卒業-』として映画化されることが決まりました。ストーリーは原作に無いオリジナルで、主要キャストは同じにして、新たなキャラクターを加えるそうです。川藤と一緒にもう一度夢を追いかけるニコガク野球部の姿を見るのが楽しみです。