- 2010年1月14日
佐藤隆太さんは、日本テレビ系列にて毎週木曜深夜に放送されている連続ドラマ『でたらめヒーロー』に久住健太 役で出演しています。
先週は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
久住健太(佐藤隆太さん)は、面倒なことが嫌いで、定職にも就かず、借金取りに追われているロクデナシだ。そんな健太の前に音信不通だった姉・恭子(ちすんさん)の息子・大地(秋元黎さん)が現れる。恭子から困ったことがあったら健太のもとを訪ねるよう言われていたのだ。最初はうざったく思っていた健太だが、大地が持つ通帳に大金が入っていることを知り、しばらく家に置いてやると言い出す。
そんな中、借金の返済期限が明日に迫り、追い詰められた健太は、預かると言って大地から無理やり奪った通帳の金を全額おろし、それでも返済額に満たないことから、増やそうとして競馬につぎ込むも失敗。全額を失ってしまう。それを知った大地と言い争いになった健太は、その拍子に、大地が恭子から預かったというドロップ缶を発見する。健太は赤いドロップを取って食べようとしたその時、日付が変わったとして借金取りたちが乗り込んでくるのだった…。
健太は謎のドロップを食べると10分間だけ超人能力を発揮しますが、健太の幼馴染で、葛飾東警察署あけぼの北交番勤務の警察官・丹波修司(塚本高史さん)が食べても何も変わりませんでした。
黒木慶(小日向文世さん)は、恭子と大地が写っている写真を部下に渡し「一刻も早く見つけ出せ」と指示していました。恭子が開発したのであろうドロップを狙っているようです。
恭子は健太に大地を託すという遺言を遺し、1週間前に交通事故で亡くなっていました。本当に単なる事故だったのでしょうか。恭子の死を後から知った健太は、大地の手作りケーキを前にして、大地を元気付けるかのようにハッピーバースデーを歌い、「食うか。(姉ちゃんと)3人で」と言いました。健太の不器用ながら大地を慰めようとする気持ちが伝わり、なんだか感動的でした。
世渡り上手でおいしい所だけ持っていくタイプの修司は、健太に超人能力を使わせて事件を解決させる事で、自分の手柄にしようと企てています。第1話では、「借金をチャラにしてやる」と持ちかけて、安っぽいヒーロー衣装とカラフルなゴーグルで健太を変装させ、コンビニ強盗を退治させました。その際、人質になっていたコンビニ店員・倉田夏輝(本仮屋ユイカさん)は、変装していた健太を見て“ゴーグルZ2号”と呼びます。それから自分を救ってくれたのが軽蔑している健太とは知らずに大感謝。行方を探そうとネットで情報提供を呼びかけます。
健太が超人的な力を発揮させ、悪者を派手に倒すシーンが爽快でした。自分勝手で正義感もやる気もないクズ男が、半ば強制的にヒーローにさせられてしまうというのが面白かったです。果たして健太は中身も伴った“正義の味方”になれるのでしょうか。今後の展開も楽しみです。