ルーズヴェルト・ゲーム (唐沢寿明さん)

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唐沢寿明さんは、TBS系列の日曜劇場枠にて放送されている連続ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム(ROOSEVELT GAME)』に細川充 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
業績不振にあえぐ中堅精密機器メーカー・青島製作所。役員会は緊迫した空気に包まれ、社長・細川充(唐沢寿明さん)を前に製造部部長・朝比奈誠(六角精児さん)ら役員たちの怒号が飛び交っていた。取引先から無理難題を押し付けられ、役員たちは盛んに議論を戦わしていたのだ。そんな中、専務の笹井小太郎(江口洋介さん)に意見を求められた細川は突然、野球部を廃部にすると言い出す。細川は役員たちに、メインバンクから来期の融資をストップする可能性を示唆されたことを報告。今まで以上にコストカットを行い、会社を立て直す姿勢を銀行に示す必要があり、その一歩として野球部を廃部すると言うのだ。青島製作所野球部は、かつては社会人野球の名門として名を馳せていたが、ここ7年間は都市対抗大会にも出場できていない状況で広告塔としての役目も果たしおらず、年間3億円もの維持費がかかる会社の“お荷物”と化していた。野球部の廃部を問う多数決を行い3対3で票が分かれる中、どちらにも手を挙げなかった笹井は、会長・青島毅(山崎努さん)がこよなく愛してやまない、会社の伝統でもある野球部の廃部を、青島会長に納得させることができるのかと細川に疑問を呈する。
その渦中、野球部の監督とエースピッチャー、4番打者がそろってライバル企業・イツワ電器野球部に移籍する。さらに大口取引先である大手企業「ジャパニクス」社長・諸田清文(香川照之さん)からは、大幅減産とコストダウンを言い渡されるのだった…。

細川は、中途採用されてからわずか数年の間に、デジタルカメラのイメージセンサーを青島製作所の赤外線による温度センサー技術を応用すれば開発が可能だと判断して事業を推進。イメージセンサーは今や収益の40%を占める主力製品となり、その功績が創業者である青島会長に買われて、異例の大抜擢により社長に就任したのです。それは生え抜きの社員たちから反感を生み、社内不和の原因となっているようですが、細川はあくまでも冷静な分析能力で会社運営に取り組みます。
青島会長から「一つだけ言っておく。会社の数字には、“人”の数字と“物”の数字がある。仕入れ単価を抑えるといった物の数字ならいくら減らしてもかまわん。だが、解雇を伴う人の数字を減らすなら、経営者としてのイズムがいる。おまえにはそれがあるか?」と聞かれた際は、返答に窮する細川でしたが、その後、役員たちには堂々と「どんな手段を使ってでも勝つ。それが私のイズムだ」と宣言していました。
タイトルは「点を取られたら取り返し、8対7で決着する試合」を意味し、野球を愛した第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトの「一番おもしろいゲームスコアは8対7だ」という言葉に由来するようです。青島会長はそれを引き合いに出して、「互いに点を取り合うシーソーゲームもいいが、私は大量の点差を一挙にひっくり返すのが好きだ。醍醐味がある。逆転だよ、細川」と言っていました。
始まりからこれでもかというくらいに追い込まれる展開でした。そこから細川はメインバンクである白水銀行の融資課長・林田喜久雄(宮川一朗太さん)の不正を追及し、見事な逆転劇を見せてくれました。でもまだ最初の局面を乗り越えたばかりです。今後も展開されるであろう青島製作所の存亡及びその会社が所有する社会人野球部の廃部を賭けた攻防戦が楽しみです。また、周囲からは次期社長と目されていた笹井専務、経団連次期会長の座を狙っているジャパニクス社長・諸田などが物語にどう絡んでいくのかも楽しみです。
原作は、テレビドラマ『半沢直樹』の原作者として知られる池井戸潤さんの同名小説です。しかも本作と『半沢直樹』の制作陣は同じとのことです。